ケリー・ローランドに叱責されたカンヌの警備員、別の女優を激怒させ突き飛ばされる

2024年5月27日(月)15時27分 Techinsight

カンヌ国際映画祭のレッドカーペットに立つマシエール・タベラス。集まったカメラマン達に笑顔を振りまいた(『M A S S I E L T A V E R A S Instagram「“EL CRISTO ”CANNES FILM FESTIVAL」』より)

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カンヌ国際映画祭のレッドカーペットで、ケリー・ローランド(43)に叱責された女性セキュリティガードが、別の女優を激怒させた。ドミニカ共和国の女優マシエール・タベラス(Massiel Taveras、39)は、長いケープの裾にプリントされたイエス・キリストの絵を披露しようとしたが、この女性が阻止しようとした。マシエールは苛立ち、女性を突き飛ばすと、彼女を指さして叱りつけたのだ。

歌手で女優のケリー・ローランドは現地時間21日、第77回カンヌ国際映画祭で開催された映画『Marcello Mio(原題)』のプレミア上映会のレッドカーペットで、女性セキュリティガードを叱責した。


SNSに拡散された動画で、ケリーと女性のやりとりは聞こえなかったが、「女性がケリーのドレスを踏んだのでは?」「『私に触らないで!』と言っている」といった憶測が飛び交った。


ケリーは現地時間23日に「amfAR(米国エイズ研究財団)」主催のチャリティ・ガラ「Cinema Against AIDS」に出席した際、米メディアのインタビューでこの件に言及し、「私は自分の地位を貫いた。彼女も自分の立場を守るべきだと感じたようね。だけど私は一歩も引かなかったわ」と説明した。また、ケリーは「レッドカーペットにいた私と全く容姿が異なる女性達は、叱られたり、突き飛ばされたり、早く行けと言われることはなかった」と述べ、人種ゆえにひどい扱いを受けたと感じていることをほのめかしていた。


そして現地時間25日にはカンヌ国際映画祭のレッドカーペットで、ケリーに叱責された女性セキュリティガードが別の女優を激怒させたのだ。今回レッドカーペットを歩いていたのは、ドミニカ共和国の女優マシエール・タベラスだ。


拡散された動画には、黒いドレスの上に白いケープを纏ったマシエールが「グランド・ルミエール劇場」の大階段を昇る場面が映っている。ケープには長いトレーンがついており、階段で裾が美しく広がるデザインだ。そのため彼女は、トレーンの裾に大きくプリントされたイエス・キリストの顔を披露しようとした。


すると男性セキュリティガード達がトレーンの裾を無造作に掴み取り、キリストの絵を見せようとせず、そのまま階段を昇り始めたのだ。


マシエールの左側では、先日ケリーを激怒させた女性が右腕を出し、彼女に密着しながら階段を昇っていた。するとマシエールは立ち止まり、この女性に何かを言いつけた。そして男性セキュリティガードからケープのトレーンを奪うと、苛立ったように床に投げつけ、自分でトレーンの裾を広げてキリストの絵を見せようとした。


しかし女性セキュリティガードは階段を早く昇らせたいのか、トレーンを掴もうとした。これにマシエールは両手を出して制止し、触らないようにと叫んでいるようだ。


トレーンの裾を広げたマシエールは階段の上段に立ち、カメラに向かって笑顔で手を振った。しかし女性セキュリティガードが腕を出して密着していたため、マシエールはついに激怒し、この女性を両手で突き飛ばしたのだ。そして彼女を指さして何かを言い放つと、そのまま入り口へと歩いていった。


この動画を見た人々は、コメント欄でこのような意見を交わし合った。


「カンヌの警備員として働くなら、トレーンの扱い方については良く理解しているはずだ。華やかな舞台で、彼らがあのような掴み方をしたのは馬鹿げている。自分の仕事をきちんとするんだ。難しいことじゃないよ。」
「なぜ彼らは、トレーンを広げるのを手伝わなかったんだ? 彼女はそれを披露したかったのに、追い出された。腹立たしいことだ。」
「キリストの絵を見せたくなかったのかも。もし彼らがドレスに触れなかったら、彼女は何度も裾を直すために振り向くことはなかったでしょう。」
「あのセキュリティガードは、クビにされるべきよ!」


画像は『M A S S I E L T A V E R A S Instagram「“EL CRISTO ”CANNES FILM FESTIVAL」「“EL CRISTO ” EN CANNE」』より
(TechinsightJapan編集部 寺前郁美)

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