武内駿輔、“強い個性”時代から逆行 理想の演技語る
2024年5月28日(火)17時0分 オリコン
『黒執事 -寄宿学校編-』で、他人にも自分も厳しいスポーツマンのハーマン・グリーンヒル役を務める武内。グリーンヒル役でも存在感のある演技を披露している武内だが、自身が理想とする演技について聞いてみると、「強い個性が求められる今の時代に逆行しているかもしれませんが、どこかで聞いたことがある声だけど、誰が演じているのか分からない。僕ではない人間が演じていると錯覚させられるくらい役になりきることを目指しているんです」と、意外にもこだわりは没個性に徹すること。
一方で、学びの姿勢も忘れない。『黒執事 -寄宿学校編-』のアフレコ現場で、声優業の先輩である小野大輔や坂本真綾が15年以上演じている役にも挑むように向き合う姿を見て、どれだけキャリアがあっても決して“安心”することのない姿勢を学んだとか。
「『キャリアを重ねて、ベテランになっていく=自信をもたなくてはいけない』と思っていたんですが、不安な気持ちがあってもいい。そうした感情があるからこそ、挑戦心が生まれて、進化していける。そんなふうに成長していきたい」。それは、Oggi世代が働く上で共感できるエピソード。
ビジュアルの強さでも人気の武内。そんな武内がオフホワイトのニットをまとい、優しくクリーンな色気を醸し出す撮り下ろしカットも掲載。今後の声優界を担っていく、若き実力派のブレない姿勢を感じられるインタビューと最強ビジュ同誌で楽しめる。