【おうちで傑作レビュー】ハリウッドの黄金時代を描くドラマ『ハリウッド』は現代からのラブレター

2020年5月29日(金)12時30分 シネマカフェ

「ハリウッド」はNetflixにて配信中

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《text:キャサリン/Catherine》

各動画配信サービスでは、数多く作品が登場している毎日ですが、今回はその中でも5月1日に配信開始された「glee」「アメリカン・ホラー・ストーリー」などを手掛けた人気クリエーター、ライアン・マーフィーの新作Netflixドラマ「ハリウッド」をご紹介!


ライアン・マーフィーは長年FOXでドラマを手掛け、2018年にNetflixと契約。5年間の契約金額は何と3億ドル!そんな人気クリエーターが「ザ・ポリティシャン」に続き発表したのがドラマ「ハリウッド」。第2次世界大戦後(1947年〜1948年)、黄金時代と呼ばれたハリウッドを舞台に、俳優、監督、脚本家等の夢を叶えようとする若者の奮闘を描くストーリーです。


マーフィーは、このドラマを「黄金時代のハリウッド」へのラブレターとも呼んでおり、一風変わっているのは、描かれる内容が現実に起きたこととリンクしながら「もし、当時こんな世界だったら…」というフィクションも交えているところ。(余談ですが、最近だとクエンティン・タランティーノ監督の映画『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』もある時代のハリウッドの「もし…」を描いていた作品でしたね。)セクシュアリティや人種、性別など差別を受けながらも夢を勝ち取るため進む様子は、数十年かけて(全てではないにしても)ようやく変わってきた現代のエンタメ産業と通じるところもあります。


コスチュームディレクターが、『カサブランカ』等の当時の映画を何度も見返しながら参考にし、こだわり抜いたキャストたちのファッションも見どころの一つ。終始テンポよくコミカルに進むストーリーなので、仕事終わりでも休日でもシチュエーション問わず見やすいドラマに仕上がっています。ぜひご覧ください。

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