「デジタルの効果も使いたくなかった」監督が明かす『わたしは最悪。』ロマンチックな本編映像
2022年6月30日(木)21時0分 シネマカフェ
『わたしは最悪。』(C)2021 OSLO PICTURES - MK PRODUCTIONS - FILM I VÄST - SNOWGLOBE - B-Reel – ARTE FRANCE CINEMA/
公開された映像は、アクセルとユリヤ(レナーテ・レインスヴェ)のいつも通りの 朝の様子からスタート。しかし、ユリヤがキッチンのライトを付けた瞬間、世界の全ての時間が止まってしまう。すると、ユリヤはオスロの街中に駆け出し、あるパーティで出会って以来、心から離れなくなってしまっていたアイヴァンに会いに行く。
監督のヨアキム・トリアーは、本シーンについて「とてつもなくロマンチックなシーン」と表現し、「一夫一婦制の境界線を楽しみながら<でも、すべてを止めて、恋人と異なる時間軸にいたい>というユリヤの気持ちの揺れを表現したものだ」とも明かす。
また、このシーン全てがリアルな撮影だそうで、「デジタルの効果も使いたくなかったから、本物の人間がじっと立ち、風は木立や人間の髪を揺らしているんだよ」「この場面は究極のロマンチックなファンタジーだよ」とこだわりも語っている。
『わたしは最悪。』は7月1日(金)よりBunkamuraル・シネマ、ヒューマントラストシネマ有楽町、新宿シネマカリテほか全国にて順次公開。