村上虹郎、ヴェネチアで決意新たに「日本映画の良さをもっと伝えていきたい」

2019年9月3日(火)16時30分 シネマカフェ

ヴェネチア国際映画祭「ジャパン・フォーカス」にて『楽園』(C) 2019「楽園」製作委員会

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第76回ヴェネチア国際映画祭(8月28日〜9月7日)にて初めての開催となる「ジャパン・フォーカス」が開幕。選出された『楽園』『人間失格 太宰治と3人の女たち』『カツベン!』『蜜蜂と遠雷』の関係者が現地時間9月2日に行われた合同記者会見に出席し、『楽園』からは村上虹郎と二宮直彦プロデューサーが参加した。



今回が初開催となるプレス・業界関係者向けの日本映画特集上映&交流イベント「ジャパン・フォーカス」。記者会見の場には各国から多くのメディアが集まり、本イベントに対する現地の期待の高さが感じられた。

「日本を代表するキャスト陣が魂と心を削りながら演じてくれた」

映画『楽園』からは、杉咲花演じる紡に思いを寄せる幼なじみ・野上広呂を演じた村上さんと二宮プロデューサーの両名が記者会見に出席。村上さんは「映画祭は色々な人と出会える、ご縁のある場所だと思っていて、僕もデビュー作で海外の映画祭に行かせていただき、様々な映画監督や俳優さんと出会えて、今もそのご縁が続いているのがありがたい」と語り、「こういった海外の映画祭で日本という国、そして日本映画の良さをもっともっと伝えて行きたい」と由緒あるヴェネチア国際映画祭への参加を真摯にコメント。


二宮プロデューサーは「全世界共通だと思いますが、映画が完成するのは小さな奇跡の連続だと思っています」と前置きしながら、「『楽園』が完成したのは2つの奇跡がありました。一つは瀬々(敬久)監督の脚本。この脚本無くしてはこの企画は成立しませんでした。そしてもう一つは、主演の綾野(剛)さんやここにいる村上さんを始めとした、日本を代表するキャスト陣が魂と心を削りながら演じてくれたことです」と世界に向けて堂々と作品をアピールした。

ヴェネチアは「日本と密接にある映画祭」蜷川監督と2ショット取材も

また、合同記者会見と同日に行われたレッドカーペットセレモニーには、「ジャパン・フォーカス」に選出された蜷川実花監督ら各作品の面々が登場すると会場は拍手喝采。レッドカーペットを囲うようメディアが溢れかえっており、様々な言語が飛び交い国境を越えた映画の祭典を盛り上げていた。

レッドカーペットを歩いた村上さんは各国のメディアからのリクエストに丁寧に答え、ときには蜷川監督と2ショットでの取材に応じる姿も。村上さんは「今回は是枝裕和監督、塚本晋也監督、オダギリジョーさんなど日本映画界の先輩方が数多く来ており、改めて日本と密接にある映画祭だと感じました」と映画人としてヴェネチアの地に降り立った喜びを噛みしめていた。


世界三大映画祭の一つで歴史あるヴェネチア国際映画祭にて、日本映画の最新話題作を集めた上映会の催しは今回が初めてであり、イタリアの映画業界並びに欧州で日本映画のプレゼンスをより高めることが期待されている。なお、日本での公開に先立ち、『楽園』は現地時間9月3日17時より公式上映される。

『楽園』は10月18日(金)より全国にて公開。

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