安達祐実&青木崇高「伝説のドラマになる」 NHKの脚本開発チームによる第1弾作品に自信

2024年9月13日(金)17時56分 マイナビニュース

10月5日にスタートするNHK土曜ドラマ『3000万』(総合 毎週土曜22:00〜)の試写会・出演者会見が13日、東京・渋谷の同局で行われ、主演の安達祐実、共演の青木崇高、脚本を手掛けた弥重早希子氏、名嘉友美氏、山口智之氏、松井周氏、演出の保坂慶太氏が出席した。
本作は、2022年にNHKで新たに立ち上げられた脚本開発チーム「WDRプロジェクト」から生まれたドラマ第1弾。応募総数2000以上の中から選出された脚本家4人、弥重早希子氏、名嘉友美氏、山口智之氏、松井周氏が、互いのアイデアを掛け合わせ、各々の持ち味をかけ算することで、より完成度の高いドラマ脚本を開発した。
物語は、日々の生活、子育て、チャンスのない社会、将来への不安……現役世代の等身大の悩みを抱える佐々木家の面々が、ふとした出来事をきっかけに日常が激変し、泥沼にハマっていくクライムサスペンス。主人公・佐々木祐子を安達祐実、祐子の夫・義光を青木崇高が演じる。
主演の安達は「最初にこの企画をいただいたときからすごく面白い試みだし、とってもワクワクしていて。NHKさんでドラマの主演をやらせていただけるなんてこれが人生最後かもしれないと思って、すごい意気込みで撮影をさせていただきました」と並々ならぬ思いを述べ、「自信を持って面白いと、皆さんに勧められるものができたと思っています」と胸を張った。
青木は「僕のキャリアの半分以上はNHKなんじゃないかなと。その中でもNHKらしいドラマでもなく、日本のドラマらしくもない作品が台本から読み取れましたし、なんて挑戦的で挑発的な作品なんだろうかと。こういう仕事をやっている以上、いろんな挑戦に携わっていきたいですし、野心的な皆さんと一緒にできることは幸せなので全力を注がせていただきました」と語った。
NHKの新たな試みで生まれた本作。安達は「面白いものを作る、自分が楽しいと思うものを作る、そういう衝動がきちんと盛り込まれている作品。そういう風に作品を作れる環境はなかなかないと思うので、稀な作品だと感じています。それはこの方法だからというのもあると思いますし、それぞれの人たちが自分の力を発揮しやすい環境が作れたからだと思います」と同プロジェクトならではの良さを述べ、「1話も1シーンも気を抜かないで作った作品なので、見ている方にも気の抜けない作品になっていると思いますし、飽きさせない自信はあります」と笑顔で話した。
青木も「とにかく良質なドラマを追いかけていると感じました。ワクワクする脚本を作ってくださってうれしいですし、一つのドラマの中で、もう展開はないだろうなと思っていたのが、ここからこんな展開がやってくるかと、読者としてもすごくワクワクしました」と脚本を魅力を熱く語り、「顔合わせのときに『このドラマはきっと伝説のドラマになる』と宣言したんですけど、本当に伝説のドラマになると思います」と自信をのぞかせた。
4人での脚本作りについて、「WDRプロジェクト」の発起人である保坂氏は「各話この人がメインライターと決まっていて、その方を中心にそれ以外の人がアイデアを盛り込んでいくという形で進めました」と説明。脚本家たちはコラボの良さを感じているようで、名嘉氏は「みんな見えている景色がちょっとずつ違うのが逆にすごくよくて、1人だったらこういう展開にはできなかった。みんなのフィードバックが本当に面白くて、コラボしたからよかったと思います」と語っていた。

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