悟空とベジータの夢コラボ!「ドラゴンボール改」最強コンビの合体シーンは当時のファンも大興奮した

2024年10月11日(金)22時0分 ABEMA TIMES

 これまでしのぎを削ってきたライバル同士が共闘するだけでテンションが上がるのに、さらに合体するというのだから胸が熱くならないわけがなかった。絶体絶命の大ピンチに陥ってしまった孫悟空(CV:野沢雅子)のもとに、なんと突如ベジータ(CV:堀川りょう)が現れ……。

【映像】悟空とベジータ、夢の合体(20分42秒ごろ〜)

 悟空と悟飯のポタラ合体が失敗してしまったあげく、魔人ブウ(CV:塩屋浩三)に悟飯を吸収されてしまうという大ピンチに登場したベジータ。あの世を司る閻魔大王(CV:大友龍三郎)が「もしものことを考えて魂をそのままにしておいてよかったわい」と悪人・ベジータに肉体を与え、「本意ではない」としつつも地球を救う助けになるよう頼んでいたのだ。

 悟空はベジータの気を捉えるとすぐさま瞬間移動したが、猛スピードで追いかけてくるブウを前にポタラのことを詳しく説明する時間などない。「黙ってこいつを右の耳につけてくれ!頼む!」とポタラを渡そうとしたが、ベジータは「貴様と一緒になるくらいなら消されたほうがマシだ!」と合体を拒否してしまった。

 「敵う相手じゃない」と必死で止める悟空だったが、ベジータは耳をかさずブウに戦いを挑むも返り討ちにあってしまう。「合体するしかねえ」と説得を試みる悟空に対し、悟空がベジータと戦った際に実力を隠していたことが気に入らないベジータはそれを蒸し返し、「そんな奴と合体なんかできるか!」と悟空の話に耳を傾けようとしなかった。

 しかし、ブルマ(CV:鶴ひろみ)がブウに食べられてしまったことやトランクス(CV:草尾毅)が吸収されてしまったことを悟空が伝え、そのせいでブウが急激に強くなったことを明かすと、ベジータの心境も徐々に変化。「カカロット!合体すれば本当にブウに勝てるのか」と言うと、しぶしぶながらも「よこせ!早く!」と合体する決意を固めた。

 悟空はブウがとどめの一撃を放とうとしていたところでベジータにポタラを渡すと、ベジータがそれを右耳につけている最中に「そういや、言っとくことが」と切り出す。そして「この合体は一度やったら、もう二度と二人はもとに戻れねえ。いいな!」と直前になって超重要なことをお伝えしたのだ。「な、なんだと!?」と焦るベジータだったがもう遅い。「こんなギリギリで言いやがって!」と恨み節とともにポタラを装着した。断れない状況を作ってから大事なことを伝えるという悟空のスタイルに“意外と交渉上手”だと感じたファンも多かったのでは?

 紆余曲折はあったものの、最強のライバル同士が合体して新たな戦士ベジットが誕生した瞬間は、当時のファン大興奮の夢のような出来事だった。

 アニメ「ドラゴンボール改」は、1989年から1996年まで放送されたアニメ「ドラゴンボールZ」のデジタルリマスター再編集版。サイヤ人編〜人造人間・セル編までの第1期が2009年4月から2011年3月にかけて放送され、魔人ブウ編の第2期が2014年4月から2015年6月に放送された。原作は「週刊少年ジャンプ」(集英社)で1984年から1995年まで約11年間連載された鳥山明氏による大ヒット漫画で、シリーズ累計発行部数は全世界で2億6000万部を超える。「Z」「GT」「超」など数々のアニメシリーズが制作されたほか、20作を超える劇場版も公開。数多くのゲームシリーズにもなっている。40周年を迎えた2024年、故・鳥山明氏が原作・ストーリー・キャラクターデザインを手掛けた完全新作アニメシリーズ「ドラゴンボールDAIMA」が10月11日よりスタートする。

(C)バードスタジオ/集英社・東映アニメーション

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