声優・若山詩音&花江夏樹が選ぶ、アニメ『ダンダダン』で印象に残っているシーンは?
2024年12月10日(火)18時0分 ABEMA TIMES
2024年10月から放送中のTVアニメ『ダンダダン』は、ダイナミックなアニメーション表現や豪華キャストの共演などで話題を集めている注目作だ。原作となる同名漫画は、集英社の漫画配信サービス「ジャンプ+」にて連載されており、コミックスの累計発行部数も400万部を突破。妖怪や宇宙人が登場するオカルト要素をベースとしつつも、登場キャラのギャグやラブコメ要素などさまざまなジャンルの要素が詰め込まれ独自の世界観を持っている作品だ。
そんな本作にて主人公のモモ<綾瀬桃>役を演じる若山詩音と、オカルン<高倉健>役の花江夏樹にインタビューを実施。注目を集める『ダンダダン』独自の魅力について、それぞれのおすすめシーンも交えて語ってもらった。
——現在放送中の『ダンダダン』ですが、アニメファンを中心にたくさんの注目を集めいていますよね。
若山:そうですね、いろいろなお仕事の現場でも「見ているよ!」とお声がけをいただくことがすごく多いですし、ポッドキャスト『ダンダ談話室』も多くの方に聞いていただけているということで……まだあんまり実感というところはないのですが、すごいことになっているんだなという風にぼんやりと思っています。
花江:僕もそんなに実感はないのですが、1話1話が映像として素晴らしい出来なのでこれは注目されるだろうなと思っていました。幼稚園のママ友も見ているって言ってくれて。
若山:!
花江:なので、普段アニメを見ていない方々も見てくださっているという実感はありますね。
——そんな『ダンダダン』ですが、改めてお二人が思う本作の魅力的な部分は、どんなところにあるのでしょうか?
若山:初めて原作を読ませていただいたときに感じたのは、絵の迫力や緻密さ、綺麗さがまずとても印象的で、読み進めていくうちに作品のテンポの良さも魅力的だと気付いていきました。その原作の魅力をアニメに落とし込んだときに、1枚1枚の絵の描き込みを映像として表現されており、アニメならではの魅力が大きくなっていったと思っています。
花江:ほぼ同じくですが、原作の見開きページで見せる描き込みの情報量や絵の上手さという漫画ならではの迫力を、アニメでどう動かすのか。漫画にもアニメにもどちらにも良さがありますが、アニメは静止画では表現しづらいような動きの部分を演出でこだわって表現しているので、そこが(アニメの)魅力ではないかと思います。
ストーリー的にも、オカルトやホラーに加えてラブコメやアクションといういろいろな要素が入っているので、最初はどういう作品なのだろうと迷いつつも、いつの間にか引き込まれていくという(笑)。そのバランスの良さがありますよね。
若山:楽しいところは楽しく、バトルは迫力があって、エモーショナルなシーンは感動するという、それぞれですごく豊かな魅力があって。いろいろなジャンルの要素がちゃんと突き詰められていて、『ダンダダン』にしかない雰囲気がストーリーの中で展開されていると思います。
——これまでの回で、特にここを見てほしいという話数はありますか?
若山:私は第2話でフラットウッズモンスターと戦っているシーンで、モモが自分に攻撃を向けさせるために煽っているカッコいいシーンです。「この深さがいいんだ」って言うところが、THEジャンプ作品で!
——完全にバトル漫画の展開ですよね!
若山:まさに! 本当にジャンプ作品に出させていただくことが、憧れだったので、そのシーンに注目していただけたら嬉しいです。
——花江さんはいかがでしょうか?
花江:僕は第1話ですかね。セルポ星人と対峙したオカルンが、叫びながら自分のことを語るシーン。アニメではだんだん成長していきますが、(最新の)原作ではオカルンが別人じゃないかってくらいカッコよくなっていて(笑)。
一同:(笑)
花江:それもあって、あらためて第1話のオカルンを見ると、こんな時期もあったんだねって(笑)。
若山:確かに!(笑)
花江:そこも含めて好きですね。
——オカルンは確かにオタクだったのだなと思いますよね。
花江:アニメが始まってから、ハッシュタグで見られる感想にも「(初期の)髪型こんなんだったね」とあったり。
若山:そうなんですよね! 燃えちゃったあとのチリチリの髪型が板についていて、いい感じになっていて。
——完全にヒーローものの主人公になりつつありますよね。
若山:本当にカッコいい感じの!
——最後に、放送がクライマックスを迎える『ダンダダン』ですが、これからの展開で注目ポイントを教えてください。
若山:OPにずっと出てきているのに、いままで出てきていない(編注:第9話放送時点)キャラが1人いると思うのですが、そのキャラクターもついに登場しますので、楽しみにしていただければと!
——ジジ<円城寺 仁>ですね。
若山:(ジジが)登場することによって、オカルンとモモのまわりの人たちとの関係性にも変化が訪れますし、オカルンとモモの心境の変化にも注目してくれたら嬉しいです。
花江:掛け合いのバリエーションも増えていくのが面白いですし、オカルンとしてもジジは今後の絡みがあるキャラクターなので、楽しみにしていてください。
若山と花江が挙げたシーンも見返しつつ、クライマックスを迎える『ダンダダン』をより楽しんでみてはいかがだろうか。
(C)龍幸伸/集英社・ダンダダン製作委員会
アニメ公式HP:https://anime-dandadan.com/
アニメ公式X:https://x.com/anime_dandadan
取材・写真・テキスト/kato