楽団員を決める目隠しオーディションとは?『クレッシェンド 音楽の架け橋』本編映像

2021年12月11日(土)19時0分 シネマカフェ

『クレッシェンド 音楽の架け橋』(C) CCC Filmkunst GmbH

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世界で最も解決が難しいとされる紛争地であるパレスチナとイスラエルから音楽家を夢見る若者たちを集めてオーケストラを結成した、実在の管弦楽団へのインスパイアから生まれた感動作『クレッシェンド 音楽の架け橋』より、本編映像が解禁された。




12月12日の「国際中立デー」に合わせて解禁された本編映像は、和平オーケストラの楽団員を決めるオーディションのシーン。敵対するパレスチナとイスラエルから若き音楽家たちを集めて平和を願ったコンサートを開くため、大切なオーディションが開かれる。

オーディションでは、会場のステージに1枚の大きな白いスクリーンが置かれ、美しい音楽だけが聞こえる「ブラインド・オーディション」を実施。演奏者の人種や性別などで合否が判断されないよう公平を期するため、審査員からは演奏者の姿が見えないようになっているのだ。実際、いまから30年ほど前に広まったこのシステムのお陰で、世界的に非白人や女性の合格比率が格段に高まっている。

しかし音だけで判断されるこの方法は、経済格差も如実に反映させるため、むしろ多様性を狭めるのでは? という議論も新しく起こっている。実際に劇中ではこの後、占領地のパレスチナ人の合格者がとても少なくなってしまうという事態になっており、和平オーケストラのコンサートは無事に成功するのか、これから彼らが奏でる音楽とそのドラマから目が離せない展開が待っている。

また、併せて新場面写真も解禁。バイオリンやチェロなど、ステージで楽器を練習する楽団員たちの姿が写し出されており、いまにもその音色が聞こえてきそうな1枚となっている。

『クレッシェンド 音楽の架け橋』は2022年1月28日(金)より新宿ピカデリー、ヒューマントラストシネマ有楽町、シネ・リーブル池袋ほか全国にて公開。

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