トム・ホランド、巨匠マーティン・スコセッシに反論「スーパーヒーロー映画は本物のアートだ」

2021年12月27日(月)11時15分 シネマカフェ

トム・ホランド-(C)Getty Images

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『スパイダーマン:ノー・ウェイ・ホーム』の世界興行収入が、コロナ禍に公開された作品で初めて10億ドル(約1140億円)を超えた。同シリーズでスパイダーマン/ピーター・パーカーを演じている主演のトム・ホランドが、胸を張って「スーパーヒーロー映画もアート(芸術)である」と「The Hollywood Reporter」に語った。これは、巨匠マーティン・スコセッシの「マーベル作品は映画(シネマ)ではない。テーマパークの乗り物のようなものだ」という2019年の発言に対する反論だ。

「スコセッシに『マーベル映画を作りたい?』って聞いてみたらいいよ。でも彼はそういう映画を作ったことがないから、作り方がわからないと思う。ぼくはマーベル映画に参加してきたし、オスカーの候補に挙がるような映画にも参加してきた。これらの作品にはたった1つの違いしかない。それは、マーベル映画はもう一方の映画よりすごく(製作費が)高いということだけだ。でも、(俳優の)ぼくが役を掘り下げたり、監督がストーリーやキャラクターを描く方法はまったく同じだ。スケールが違うだけ。だから、マーベル映画は本物のアートだと思う」と主張した。

また、ベネディクト・カンバーバッチ、ロバート・ダウニー・Jr.、スカーレット・ヨハンソンといった“マーベル仲間”の名前を挙げ、「彼らも“オスカーにふさわしい”作品にも出演しているけれど、ぼくと同じことを言うと思うよ」と語った。

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