中国の地方別人口、2023年は発表済み28省のうち増加は9省のみ―中国メディア

2024年4月14日(日)16時0分 Record China

中国では31の省クラス行政区画のうち、28カ所で2023年の人口統計が発表された。前年比で増加したのは9カ所のみだった。写真は人口の増加が最も大きかった都市の浙江省杭州市の杭州東駅。

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中国ではこのところ、各地方政府が2023年の経済および社会に関する統計を発表している。中国大陸部では香港特別行政区とマカオ特別行政区を除き、国のすぐ下に31の省、中央直轄市、民族自治区の省クラス行政区が置かれている。うち28省が23年の人口統計をすでに発表したが、前年比で常住人口が増加したのは9省のみだった。中国メディアの澎湃新聞が伝えた。



中国は国土を東部、中部、西部、東北部に分けることができる。常住人口の多い省は東部に集中しており、23年は広東省の1億2700万人、山東省の1億100万人、江蘇省の8500万人、河北省の7400万人、浙江省の6600万人などだった。



西部では四川省が8400万人、広西チワン族自治区が5000万人だった。中部では河南省が9800万人、湖南省が6600万人、安徽省が6100万人、湖北省が5800万人だった。



23年の常住人口を発表した省クラス行政区のうち、前年に比べて人口が増えたのは9カ所のみだった。内訳は浙江省の50万人増、広東省の49万人増、海南省の16万2000人増、上海市の11万6000人増、江蘇省と新疆ウイグル自治区の11万人増、貴州省の9万人増、北京市の1万5000人増、天津市の1万人増だった。



常住人口の減少が大きかったのは河南省の57万人減、山東省の39万人減、湖南省の36万人減などだった。[]



都市別の常住人口の増加が大きかった都市は、安徽省合肥市の21万9000人増、河南省鄭州市の18万人増、浙江省杭州市の14万6000人増、上海市の11万6000人増、四川省成都市の13万5000人増などだった。



中央直轄市を除く省クラス行政区の中で、省都または自治区政府所在市への人口の集中度が最も高いのは青海省の西寧市で、省人口全体の41.8%を占めた。その他には、陝西省西安市の33.1%、海南省海口市の28.8%、四川省成都市の25.6%、湖北省武漢市の23.6%などだった。!<1371156>[]



一方で、省都または自治区政府所在市よりも人口が多い都市が存在する省クラス行政区もあった。新疆ウイグル自治区では自治区政府所在市のウルムチ市の人口は自治区全体の15.7%で、同区カシュガル市の人口は17.4%を占めた。内モンゴル自治区では自治区政府所在市のフフホト市の人口は自治区全体の15.0%で、同区赤峰市(オラーンハダー市)は16.6%を占めた。!<1371155>[]



江西省では省都の南昌市の人口が省全体の14.5%で、省内のカン州市(「カン」はへん部分が「章」、つくり部分は「夂」の下に「貢」)の人口は省全体の19.9%だった。江蘇省では省都の南京市の人口が省全体の11.2%で、省内の蘇州市の人口は省全体の15.2%だった。山東省では省都の済南市の人口が省全体の9.3%で、省内の臨沂市の人口は省全体の10.8%、同じく省内の青島市の人口は省全体の10.2%だった。(翻訳・編集/如月隼人)


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