最新iPhoneはどれを買うべきか|XSとXRを比較しながら考えてみた

2019年1月9日(水)10時0分 しむぐらし by BIGLOBE

2018年9月12日。 XS、XS Max、XRと、全部で3種類の新しいiPhoneが発表されました。PC並の販売価格に驚いた方も多いのではないでしょうか?

Appleが技術の粋を尽くした新しいiPhoneはどんな人に向いているのか、スペックを交えながらご紹介します。

iPhone XSとXRのスペックをおさらいする

iPhoneを選ぶ上で、スペックは大いに関係があります。そこでまず、簡単にiPhone XSとXRのスペックをおさらいしてみましょう。

 

ドット感のない精細なディスプレイ

iPhone XSのディスプレイサイズは5.8インチのSuper Retina OLED。「Retina」は「網膜」のことを意味しており、人間の目では識別できないほどディスプレイの画素(画面を表示するためのドット)が細かいことを表しています。

解像度は2,436×1,125。MacBook Pro13インチRetinaモデルが2,560×1,600なので、小さい画面なのに多くの情報を表示できるということがわかりますね。

 

また、OLEDとは有機ELディスプレイのこと。省電力で、くっきりとした黒を表現できるというメリットがあります。

一方でXRは、なんと6.1インチのLiquid Retinaを搭載。OLEDではなく、解像度は1,792×828と、若干見劣りがするように思えますが、表現する色についてはAppleのお墨付きです。

 

ちなみに、聞き慣れない「Liquid Retina」という単語ですが、これはAppleの新しいLCDディスプレイのブランド名。米国と香港で商標申請していることから、今後は搭載機種が増えてくるかもしれませんね。

 

iPhoneの頭脳のCPU

iPhone XSとXRの頭脳、情報を処理するCPUはどちらもA12 Bionic。6つのコア(それぞれ独立した頭脳)を搭載しており、そのうち2つのコアが高い負荷のかかる処理を、4つのコアが日常的な処理を行うよう、仕事が割り振られています。

でも、多くの作業が必要になるときには全コアで処理。

Appleでは、高い負荷のかかる処理をするコアの性能が、前モデルより最大15%高速化し、いつもの作業を処理するコアの消費電力は最大で50%削減できているので、バッテリーの減りは少ないのにキビキビ動く、とアナウンスしています。

 

背面に2つ、前面に1つのレンズ

iPhone XSのカメラのレンズは、iPhone Xと同じで、背面に2つ、前面に1つの合計3つ。

光学2倍ズーム、最大10倍のデジタルズームで被写体に寄れ、広角側のレンズの絞りはF値1.8で、インスタ映えのする明るい写真を撮ることができます。

ビデオでも、光学式手ぶれ補正が効くため、4Kで出力したとしても画面酔いしにくい動画を録ることができますよ。

 

実は、ここまでは前モデルのiPhone Xとほぼ同じ。新たに「進化したボケ効果と深度コントロールが使えるポートレートモード」により、被写界深度を記録できるようになりました。

被写界深度とは簡単にいえば、手前の被写体と、奥に見える背景の距離のこと。その距離を記録しているおかげで、被写体と背景を分離でき、Facebook上に、なんとなく3Dに見える写真を投稿できるようになりました。

 

一方のXRですが、ここは差別化を図っているのかモノレンズ。とはいえ、逆光や室内など暗い場所から外にカメラを向けた際に、白飛びや黒つぶれのしないスマートHDR機能を搭載。目で見たまま、もしくはそれ以上のディテールを記録します。

また、XSには人気の「ボケ」もしっかり搭載。被写界深度を記録するから、撮影後にボケ味を調整して、作品を作ることも可能です。

 

見るだけでロック解除の認証方式

今回発表されたiPhoneは、どのモデルからもTouch ID(指紋認証)がなくなりました。代わりに搭載されたのはFace ID(顔認証)システム。フロントの、いわゆる「自撮りカメラ」でユーザーの顔を識別してロック解除できる、というものです。

ひとそれぞれ、目、鼻、口の大きさや位置が違うため、それを元にして認証している、というわけですね。

 

とはいえ写真ではロック解除できないのでご安心を。iPhoneのフロントカメラはTrueDepthカメラという名称がついておりTrue(=真の)Depth(=深度)を捉えるということで、顔の「凹凸」も識別してくれるんです。写真は平面なので、いくら実物大で輪郭や目鼻口の位置が本人のものでも認証できない、ということですね。

 

サイズや重さは「手にしっくり」

使い勝手に影響する本体サイズや重さはどうでしょうか。

iPhone XSは、高さ×幅×厚さが143.6×70.9×7.7(mm)と、画面サイズの割にコンパクト。重さも177gなので、片手で長時間操作していても問題ないレベルとなっています。

 

iPhone XRは、XSよりディスプレイサイズが大きいため、多少大きく、高さ×幅×厚さが150.9×75.7×8.3(mm)。重量も194gと17gほど重くなっていますが、これは、持ち歩く側からすれば誤差の範囲でしょうか。

 

iPhone XRだけのお楽しみ!

それはなんといっても、選べるカラーが豊富だという点ですよね。iPhone XSおよびXS Maxは、ゴールド、スペースグレイ、シルバーの3色ですが、XRではイエロー、ホワイト、コーラル、ブラック、ブルー、さらに(PRODUCT)REDの6色から選ぶことができます。赤好きにはたまらないカラバリではないでしょうか。

iPhoneを選ぶポイント

毎年買い替えるような、いわゆる「ギークな人」は置いておいて、どのような人に新しいiPhone XSまたXRは向いているでしょうか?

次のようなことに心当たりはありませんか?

 

  • iPhoneにはじめて2つの画面サイズが出たときに大きいのを買うか悩んだ
  • 悩んで6 Plusを買ったら大きくて扱いに困った
  • 悩んで通常サイズの6を買ったが、大きい画面サイズを試したいという思いがいつまでたっても消えない
  • iPhone Xが出たときに、「ホームボタンは次のバージョンでも採用されるに決まってる」と思い見送った

 

実はこういう人たちこそiPhone XSまたはXRを買うべき人!といえそうなんです。

 

大きなサイズのiPhoneを買って後悔している

大きな画面サイズのiPhone 6 Plusは、画面サイズだけでなく、本体そのものも大きいですよね。タブレットとスマートフォンの間の「ファブレット」といってもいいくらいのサイズです。

手の大きな男性ならまだしも、通常サイズの手を持つ女性であれば、片手で扱うのは大変。電車内でつり革につかまったまま扱えない、と感じて後悔したかもしれません。

 

ところで、そんなに大きなサイズのiPhone 6 Plusですが、ディスプレイサイズは5.5インチ。解像度は1,920×1,080です。つまり、ディスプレイサイズだけで言うならiPhone XSとXRよりも小さく、解像度のことも考えるとiPhone XSよりスペックが下、ということ。

より多くの情報を表示しつつ、片手で操作しやすいのであれば、乗り換えるのはありではないでしょうか?

 

小さいサイズを買って後悔している

同様に、大きいサイズを試してみたいという思いが消えないのにiPhone 6を買ってしまった人にとっても、iPhone XSもしくはXRに買い換えるのはメリットがあります。 

高さ×幅×厚さが138.1×67.0×6.9(mm)だったiPhone 6からは多少大きくなってしまいますが、ほとんどの人にとっては許容範囲。片手でも扱えるでしょう(とはいえ、より小さいサイズのiPhone SEに根強い人気があるのも確かですが)。

 

本体はそれぞれわずかしか大きくなっていないのに、ディスプレイは4.7インチから5.8インチと1インチ以上サイズアップ(XRに至っては6.1インチなので1.4インチも上がります!)。1,334×750の解像度からの変化は、眼を見張るものがあると思います。

 

慎重な人

最後に、「次のバージョンでもホームボタンが搭載されるはず」と考えていた人。多分、とても慎重な性格なのではないでしょうか。

実はわたしも新しもの好きにもかかわらず、出てきたばかりの技術に対しては「こなれるまで待とう」と考えてしまうタイプ。さすがにホームボタンに逆戻りするとは考えませんでしたが、はじめてのホームボタンなしタイプのモデルを買うのは抵抗がありました。「高い買い物なのに、不具合があったらどうしよう」と(杞憂でしたが)。

 

ホームボタンなしのモデルも2代目となり、Tipsも多く出ている今、まさに「機は熟した」というところではないでしょうか。

慎重かつ物持ちがよく、丁寧にものを扱う人だからこそ、妥協することなく、キビキビ動き、バッテリー持ちもよく、ディスプレイのきれいな新しいiPhoneを買うべき、と言えそうです。

 

その中でも、機能重視であればiPhone XSを、おしゃれにこだわりたいのであればiPhone XRを、と自分だけのモノ選びの軸で選ぶのが吉。

単に古くなったから、という理由で買うのももちろんありですが。

決して安い買い物ではないコミュニケーションツールiPhone。長く使うからこそ、何を買うか、きっちり見極めたいですね。

新型のiPhoneをおトクに使う方法!

最後に、iPhone XSやXRなどの最新モデルが欲しいけど、ちょっと高くて手が出ないという方にオススメ情報です。

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