au、海外渡航中のデータ通信が使い放題の「au海外放題」 - 3月15日提供開始

2024年2月19日(月)14時45分 マイナビニュース

KDDI/沖縄セルラーは3月15日より、海外渡航中のデータ通信が24時間使い放題になる「au海外放題」の提供を開始する。この「au海外放題」の提供開始にともない、現在提供している「世界データ定額」の受付は同日をもって終了する。
「au海外放題」は、日本で利用中のauスマートフォンを渡航先でそのまま利用し、使い放題でデータ通信が行える海外ローミングサービス。現在提供されている「世界データ定額」をバージョンアップしたサービスとなる。
auによれば、直近では海外渡航がコロナ禍前の6割まで回復を見せており、現在提供している「世界データ定額」の利用も増加しているという。こうした中、海外でも国内同様にSNSを利用したり動画を視聴・配信したりするニーズが高まっており、海外渡航中のデータ利用はコロナ前の約2倍となっている。
海外渡航中のユーザーの通信手段は、海外データローミングの利用、モバイルルーターのレンタル、公衆Wi-Fiの利用という3つの選択肢がいずれも3割前後で、残る1割弱が海外SIMを利用しているという状況。この中で海外データローミングのメリットを向上させることでその利用を促したいというのが今回の「au海外放題」提供開始の狙いだ。
現在提供されている「世界データ定額」では海外渡航中のデータ通信により契約プランの月間データ容量が消費されるが、「au海外放題」では渡航中のデータ通信が契約しているプランの月間データ容量に影響しないというのが仕組み上の相違点となる。このため、SNS利用などの海外旅行時ならではのデータ通信需要がふだん国内で契約しているプランの容量を大きく超えていても不都合が生じないというのがメリットだ。
PCやタブレットへのテザリングによる通信も使い放題になる(利用にはテザリングオプションの申し込みが必要)。
なお「au海外放題」が利用できるのはau/povo1.0のサービスに限られる。UQ mobileについては、現行の「世界データ定額」が引き続き提供される。
料金は、通常コースの場合と予約割を適用の場合にわかれる。
通常コースは、事前予約なしに渡航先から利用開始できるもので、料金は24時間につき1,200円となる。申し込みは専用アプリ/SMSで行え、1日〜8日のコースを選択できる。
予約割は、日本国内からアプリで事前予約することで、渡航先に到着してすぐ利用開始できるという形態。この場合の料金は、旅行で人気の16の国・地域では24時間につき800円、その他の国・地域では24時間につき1,000円となる。コースは1日〜30日を選択可能。
海外渡航中にずっとサービスを使い続けたいという場合は事前予約をして予約割の適用を受けるのがおトクだが、渡航中に必要になったときだけ使いたいという場合は現地から申し込みができる通常コースを利用することになるだろう。
予約割で24時間につき800円の料金が適用される国・地域は下記のとおり。この16の国と地域で、auの海外利用者全体の約7割がカバーされるという。
この「au海外放題」の提供開始にあたり、初回利用料金1日分相当をau PAY残高として還元するキャンペーンを実施する。キャンペーン期間は3月15日から5月31日まで。詳細は3月15日までに公開予定のキャンペーンサイトで告知するとしている。

マイナビニュース

「海外」をもっと詳しく

「海外」のニュース

「海外」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ