【CP+2024】四隅のケラレが好まれる!? HOLGAのトイカメラに人だかり

2024年3月1日(金)16時48分 マイナビニュース

CP+といえば、カメラにおける最新技術の見本市という側面もあるが、会場を回ると「レトロ」「ローテク」といったアイテムもいくつか見て取れた。今回、来場者の注目を集めていたのが、SAEDAのブースに参考展示されていた35mmフィルムカメラ「HOLGA H-135 BC」だ。2024年夏ごろに9,980円で発売する。
HOLGAは、中判のトイカメラ「HOLGA 120」シリーズで有名なブランド。香港が発祥だが、現在は中国のブランドになっているとのこと。今回SAEDAでは、中判よりも比較的扱いやすいことから35mmフィルムを使用する本機を扱うことにしたそう。なお、H-135 BC自体は以前からあるので、まったくの新製品というわけではない。
HOLGAらしく全体がプラスチック製で、チープさは健在。カラーも種類が多く、眺めているだけで楽しめそうな雰囲気を出していた。なお、本体カラーについては一部変更になる可能性もあるとのこと。
レンズは47mm F8。プラスチックレンズを採用しているので、オリジナルのHOLGA 120の描写に近いものになりそうだ。ブースには、実際にこのカメラで撮影された写真も飾ってあったが、四隅はケラレていた。ただ、この点もトイカメラとしては特徴的な部分ではある。
レンズの鏡胴を回すと目測でフォーカスを調節できるほか、2段階の絞りも備えている。シャッター速度は固定だが、底面のスイッチでバルブも選択可能。また、フィルムを巻き上げなくてもシャッターは何度も切れるので、多重露光も簡単にできるそうだ。
本体は電池が不要で使え、ストロボは非搭載。ホットシューは搭載している。HOLGAブランドのストロボもあるそうで、取り扱うかは検討中という。
武石修 たけいしおさむ 1981年生まれ。2006年からインプレスのニュースサイト「デジカメ Watch」の編集者として、カメラ・写真業界の取材や機材レビューの執筆などを行う。2018年からフリー。 この著者の記事一覧はこちら

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