Blueskyでアカウントをブロックすると相手に伝わる？　ミュートは？

Blueskyでは、アカウントをミュート（非表示）、ブロックすることができます。アカウントをミュートにすると、そのアカウントの投稿やアカウントからの通知が見えなくなります。もし自分の投稿にミュートしたアカウントが返信してきた場合、「ミュートしたアカウントからの投稿」と確認画面が出て、表示するかどうかを決められます。ミュートしたことは相手に通知されません。
アカウントをブロックすると、そのアカウントのプロフィール画像にボカシがかかり、投稿を見られなくなります。相手からも同じ状況になります。ブロックしたアカウントを検索しようとしても、検索結果には表示されません。相手にブロックされたことは通知されませんが、相手がプロフィール画面を見る機会があれば判明します。ログアウトすると、ブロックされたアカウントのプロフィール画面や投稿を見られます。
なお、自分が誰にブロックされているか、どのアカウントをブロックしているかといった情報は、Blueskyの仕組み上、公開されています。Blueskyの分散型SNSプロトコル「AT Protocol」の仕様で、ほかのサーバーでもブロック情報を保つための仕組みです。
といっても、一般ユーザーが公式アプリからユーザーのプロフィール画面を見ても、ブロックの情報を知ることはできません。ブロックしているかどうかを知るための専用ツールなどを利用するとわかるということです。ミュートに関しては、公開されません。
参考：「Why are blocks on Bluesky public?」
ミュートやブロックは、個別に行う方法とモデレーションリストでまとめて行う方法がありますが、ここでは個別に行う方法を紹介します。
○アカウントをミュートする／ミュートを解除する
投稿を見たくないアカウントをミュートするには、相手のプロフィール画面に行き、「アカウントをミュート」を選択します。ミュートを解除するときもプロフィール画面から行います。相手のアカウントは検索やフォローリスト、もしくは自分の「ミュート中のアカウントリスト」から表示します。
○アカウントをブロックする／ブロックを解除する
アカウントをブロックするには、相手のプロフィール画面から「アカウントをブロック」を選択します。アカウントをブロックすると、相手のプロフィール画像にはボカシがかかり、投稿は表示されません。
ブロックの解除は、相手のプロフィール画面から行います。しかし、ブロックしてしまうと相手のプロフィール画面を表示させるための手段がない場合もあります。そこで、「ブロックしたアカウント」のリストを表示し、そこから相手のプロフィール画面を表示してブロックを解除しましょう。ブロックするとフォローが外れるので、必要であればフォローし直します。
著者 : 鈴木朋子 すずきともこ ITジャーナリスト・スマホ安全アドバイザー。スマホやSNSなど、身近なITサービス全般に関する記事を執筆。なかでもSNSに関しては、コンシューマーからビジネスまで広く取材を行い、最新トレンドを知るジャーナリストとして定評がある。また、安全なIT活用をサポートするスマホ安全アドバイザーとして記事執筆や講演も行う。著書は『親が知らない子どものスマホ』（日経BP）、『親子で学ぶ スマホとネットを安心に使う本』（技術評論社）、『インターネットサバイバル 全3巻』（日本図書センター）など。 この著者の記事一覧はこちら