「iPhone 15」シリーズの価格まとめ【2024年4月最新版】 ソフトバンクのiPhone 15(128GB)が“実質12円”、一括は楽天モバイルが最安

2024年4月5日(金)12時23分 ITmedia Mobile

「iPhone 15」

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 2023年9月の発売後、好調に売れている「iPhone 15」シリーズ。iPhone 15シリーズはApple Storeの他、NTTドコモ、au、ソフトバンク、楽天モバイルの4キャリアで購入できる。9月の発売時と比べて、一部の機種は価格や割引施策が変更されている。そこでこの記事では、2024年4月5日時点での価格をまとめた。一括価格に加え、4キャリアについては購入プログラムを利用して端末を返却した際の実質負担額にも言及している。価格は全て税込み。
●一括価格はApple Storeが最安、4キャリアでは楽天モバイルが最安
 まず一括価格はどのモデルもApple Storeが最安だ。Apple Storeでの価格はiPhone 15が12万4800円から、iPhone 15 Plusが13万9800円から、iPhone 15 Proが15万9800円から、iPhone 15 Pro Maxが18万9800円からとなっている。これらの金額は発売時から変更ない。
 一方、4キャリアで一括価格が最も安いのは楽天モバイルだ。楽天モバイルは発売当初も4キャリアで最安だったが、2024年2月にiPhone 15シリーズの全モデルで5100円〜1万7000円値下げしており、さらに安くなった。価格はiPhone 15が13万1800円から、iPhone 15 Plusが14万6800円から、iPhone 15 Proが17万4800円から、iPhone 15 Pro Maxが21万800円からだ。
●実質負担額はソフトバンクのiPhone 15(128GB)が“1年で12円“
 続いて、4キャリアが提供している購入プログラムを適用して端末を返却した際の実質負担額を見ていこう。
 ドコモの「いつでもカエドキプログラム+」とauの「スマホトクするプログラム」では、24回払いで支払い、ドコモは支払い23回目の月(購入翌月の支払い1回目を起点にしているので同社は「23カ月目」と表記)、auは支払い24回目の月(購入月を起点にしているので同社は「25カ月目」と表記)に端末を返却すると、端末ごとに設定された24回目の「残価」の支払いが免除される。
 ドコモのいつでもカエドキプログラム+では、プログラム早期利用料を支払って12カ月目までに返却する選択肢もある。その場合、13カ月目〜23カ月目の支払いが免除され、1年でお得に機種変更が可能だ。なお、22カ月目までに返却する場合、月額1100円の「smartあんしん補償」を利用する必要がある。
 ソフトバンクの「新トクするサポート」と楽天モバイルの「楽天モバイル買い替え超トクプログラム」では、48回払いで支払い、購入から25カ月目に端末を返却すると、残りの支払いが免除される。つまり実質半額で利用できることになる。
 一方、ソフトバンクは一部の機種に対して、13カ月目に返却すると、13回以降の支払いが免除されてよりお得に運用できる「新トクするサポート(バリュー)」を提供しており、iPhone 15がその対象になっている。iPhone 15の場合、特に優遇しているのが128GBだ。128GBは1〜12回の支払いが月1833円の一方、13〜48回の支払いが月3359円なので、12回目までの支払いが極端に安い。12回目までの支払総額は2万1996円で、これに、MNPを対象としたオンラインショップ割(2万1984円)を適用すると、1年間の実質負担額は12円になる。1年限定という縛りはあるが、この金額は全モデルの中で最安だ。
 ちなみに、ソフトバンク向けiPhone 15の256GBと512GBについては、128GBほど優遇はされていないが、256GBは実質2万2836円、512GBは実質3万3636円で最安を実現している。
 iPhone 15(128GB)の実施負担額がソフトバンクに次いで安いのが、ドコモの2万8270円だ。iPhone 15(128GB)の場合、いつでもカエドキプラグラム+を利用すると、早期利用料の1万2100円と、smartあんしん補償の1万1440円(880円×13カ月)が追加され、12カ月返却時の実質負担額が4万18円になる。一方、いつでもカエドキプラグラムなら、12カ月返却時に追加でかかる費用が13〜23回の分割支払金1万5092円のみで、さらに早期利用特典として、3300円(300×11カ月)が引かれるので、実質負担額はこちらの方が安くなる。
 ドコモはMNPで契約してiPhone 15(128GB)を購入すると、5G WELCOME割として4万4000円を割り引くので、これが効いている。auの3万2740円も安い方だが、au Online Shopお得割が5500円にとどまっていることで差が出た。ただしau Online Shopお得割は、新規契約は機種変更にも適用される。
 13回目以降の支払い免除される強みを生かし、iPhone 15 Plusの512GB、iPhone 15 Proの256GB、512GB、1TB、iPhone 15 Pro Maxの256GB、512GBについては、12カ月目に返却した際の実質負担額はドコモが最安。一方、iPhone 15 Plusの128GBと256GB、iPhone 15 Proの128GBとiPhone 15 Pro Maxの1TBは、ベースの価格が安い楽天モバイルの実質負担額(25カ月目返却時)が最安となっている。
●2年後に返却ならドコモのiPhone 15(128GB)が最安 楽天モバイルも安い
 ここまで、4キャリアの実質負担額の最安値を比較してきたが、返却タイミングが1年後の場合と2年後の場合が混在しているので、フラットな比較にはなっていない。そこで、返却タイミングを2年後にそろえた実質負担額も比較してみた。
 iPhone 15(128GB)は、5G WELCOME割が効いてドコモが3万1570円で最安になった。auも小差の3万2740円なのでお得といえる。256GBと512GBは各社とも6万円台〜8万円台で大きな差はなく、256GBはソフトバンクが、512GBは楽天モバイルが最安になった。iPhone 15 Plus、iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Maxは、ベースの価格が安い楽天モバイルが最安だ。
 なお、Appleについては実質価格を省いている。Apple Storeで購入したiPhoneも、1年後や2年後にAppleに下取りに出せば、その金額を引けるが、1年後〜2年後の下取り価格は現時点では分からないため。
●まとめ:どこで買うのがお得?
 1年で機種変更をすることに抵抗がなく、かつ128GBで十分という人なら、ソフトバンクに乗り換えてiPhone 15(128GB)を購入するのがベストだ。“実質12円”のインパクトは、この中では群を抜いて大きい。2年間使いたいのなら、ドコモかauに乗り換えてiPhone 15(128GB)を購入しよう。
 iPhone 15 Plus、iPhone 15 Pro、iPhone 15 Pro Maxについては、1年後の返却で問題なければ、モデルによってはドコモがお得で、2年間しっかり使いたければ楽天モバイルがお得だ。

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