AI時代のデータセンターが進化させるテクノロジー 第2回 AI時代を支える次世代データセンターの未来 - 最新の冷却テクノロジーとは?

2025年4月10日(木)9時30分 マイナビニュース


2025年、あらゆる業界でAI技術の導入が広がろうとしている。並行して拡大するAI対応のデータセンターは、ますますその高密度化が加速し、ニーズの変化によって使われる技術も進歩が著しい。このシリーズでは、かつてないほどにデータセンター業界が注目を浴びる今、求められるテクノロジーの変化やトレンドを追ってみたい。今回は、今まさにホットな空調、冷却にまつわるソリューションについて掘り下げる。
AIデータセンターのリファレンスデザインを公開
AI時代は膨大な情報をサーバー間でやり取りするため、独自のネットワークポートとケーブルを使い大量のプロセッサが並列接続される。
さらに、AIサーバーは高密度なクラスター構成で展開されるため、大量の熱を除去するために液体による高効率な冷却設備の設置も必要になってくる。こうした環境では、従来のデータセンターシステムからさまざまなコンポーネントを入れ替える必要があるが、冷却システムなどの設備が変わることによって、データセンターの運用や監視、設計などについても大きく変更されることになる。こうした設計や運用方針にまで及ぶさまざまな変化への対応は、データセンター事業者だけでなく、周辺機器メーカーや建設・設計・運用の請負事業者など、業界に携わるさまざまな関連企業にとってまだまだ未知の領域が多い。従来の技術を使いながら、手探りで対策を検討しつつあるものの、何かベースとなる参考情報を探していた企業も多かったのではないだろうか。
このような大きな変更を鑑み、シュナイダーエレクトリックとNVIDIAはパートナーシップを組み、AI向けのデータセンターの参照設計情報をまとめたリファレンスデザインを作成しWebサイトでオープンにて公開している。
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