「JBL GO 4」でBluetoothスピーカーデビュー! 累計出荷台数5700万台を突破した人気製品の最新モデルを試す

2024年4月17日(水)12時0分 ITmedia PC USER

フルモデルチェンジしたポータブルBluetoothスピーカー「JBL GO 4」(レッド)。パッケージにはUSB Type-C→USB Type-Aケーブル(約30cm)が付属する

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 ハーマンインターナショナルは4月11日、JBLブランドからポータブルBluetoothスピーカー「JBL GO 4(ゴー 4)」を発売した。JBLオンラインストアでの価格はそれぞれ7700円(税込み、以下同様)で、全9色というカラフルな展開だ。
 全世界累計販売台数は5700万台を超えるという「JBL GO」シリーズの最新モデルで、前モデル「JBL GO 3」から約4年ぶりのモデルチェンジとなる。
●新たにスマホアプリにも対応
 最近では音楽ストリーミングサービスの利用も一般的になっており、多くの人がスマートフォンで音楽を楽しんでいるのではないかと思う。ハーマンインターナショナルが3月末に実施した「音楽視聴に関する意識調査」によると、15〜49歳の約40%、その中でも特に20代では60%以上がストリーミングを利用しているとのことだ。
 スマートフォンのスピーカーやポータブルスピーカーを利用するシーンとしては、朝の身支度や夕方に家事をしながら、食事をしながらなど、リラックスした状況が多いようだ。
 こうしたシーンで手軽に音楽を楽しめるJBL GO 4が編集部から送られてきたので、従来モデルからどのように進化したのか紹介しよう。
 このJBL GO 4は、サイズが約94(幅)×76(奥行き)×42(厚さ)mmとコンパクトなBluetoothスピーカーだ。ファブリック調なデザインは、前モデルから踏襲されている。本体サイズは従来のGO 3の約87.5(幅)×75(奥行き)×41.3(厚さ)mmからわずかに大きくなっているが、四隅が丸みを帯びたデザインになったためか、パッと見ではGO 4の方が小さい印象を受ける。重量も約192gと、GO 3から17gほど軽量化されている。
 インタフェースは、正面向かって右側に充電用のUSB Type-Cポート、左側に電源/Bluetooth/Auracastの各ボタンが並び、天面にボリュームとメディアボタンを備えている。メディアボタンは、短押しで再生/停止。2回押しで曲送り、3回押しで曲戻しが可能だ。
 Auracastは、Bluetooth LE Audioの機能だ。1台の送信デバイスから、複数のAuracast対応デバイスに再生中の音楽などをブロードキャストできるというもの。本機は2台のGO 4をペアリングしてステレオペアとして利用することも可能だが、Auracastを使えば、より多くのスピーカーから一斉に音楽を再生できる。
 なお、JBLのスピーカーではGO 4に加え、同時に発売された「CLIP 5」や「XTREME 4」がAuracastに対応しており、「PULSE5」や「CHARGE5 Wi-Fi」も今後のファームウェアアップデートでサポート予定だ。
 またJBL GO 4は、シリーズとしては初めてJBL独自の専用アプリ「JBL Portable」に対応した。JBL GO 4は起動時などに大きな起動音が鳴るが、アプリからはそのオン/オフ可能だ。他にも、このアプリを利用することで、イコライザー設定やステレオペア設定、Auracastを使ったマルチ再生設定などを行える。アプリがなくても利用できるが、ファームウェアアップデートなども可能なので、本アプリを使わない理由はないだろう。
 なお、対応コーデックはSBC(後日アップデートでLC3対応予定)で、プロファイルはA2DP V1.4、AVRCP V1.6となる。
 それではサウンドを鳴らしてみよう。
●中身はフルモデルチェンジで音質や音圧をパワーアップ
 音響面では、GO 3からユニットサイズが16%拡大し、45mmフルレンジドライバーと約59×35mmの長円形パッシブラジエーターを搭載した。これに伴いアンプも最適化することで、さらにパワフルなJBLサウンドを実現したとのことだ。
 実際にGO 3とGO 4を聞き比べてみたところ、GO 4は低音がかなり強くなっている印象だ。机上に置いて使ってみると、ユニット全体が振動しその振動が机に伝わるほどパワフル。反面、中高音がやや弱く、ボーカルが埋もれてしまっていると感じた。GO 3の方は低音が弱めなものの、GO 4と比べると中高音がクリアに感じる。ただ、GO 4は専用アプリでイコライザーのカスタマイズが可能なので、好みの設定に調整してみるのもいいだろう。
 バッテリー容量は3.8V/850mAhで、動作時間は最長7時間とGO 3から2時間伸びた。また、周波数帯域ごとのエネルギーバランスを調整することで通常よりも再生時間を長くする「プレイタイム・ブースト」を搭載しており、これを利用することで再生時間を最長2時間延長できる。
 「プレイタイム・ブースト」も専用アプリから操作する。有効にするとイコライザー設定は無効になり、全体的にフラットになる印象だ。普段からあえて利用する必要はないと思うが、アウトドアレジャーなどで少しでも長く使いたいという場合には有効に切り替えると良さそうだ。
 さらに本機はIP67(粉じんがスピーカー内部に侵入せず、水深1mの水中にスピーカーを30分間浸けても浸水しない)の防水/防じんに対応しており、ビーチやプールサイドなどでも利用できる。汚れた場合にも水洗いできるとしているが、USBポートは保護されているわけではないので、ここに砂などが侵入しないようには注意したい。また、充電時にはポート内が乾いていることを確認するのも重要だ。
 コンパクトで、バッテリー持ちも良くなったJBL GO 4。家族や友人とのバーベキューやキャンプなどで活躍しそうだ。ただ、日本では屋外でスピーカーを使うことは少ないかもしれない。それでも、防水を生かし、お風呂に入りながら音楽を聞いてリラックスするなどの使い方が可能だ。価格的にも手頃なので、スマートフォンの内蔵スピーカーからステップアップを考えている人は、ぜひ手に取ってみて欲しい。
※Auracast回りについて追記しました(2024年4月19日午後1時1分)。

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