Microsoft、Exchange Serverの不具合に対処したHotfixアップデート公開

2024年4月26日(金)10時36分 マイナビニュース

Microsoftは4月23日(米国時間)、「Released: April 2024 Exchange Server Hotfix Updates - Microsoft Community Hub」において、Microsoft Exchange Serverを対象とした2024年3月のセキュリティアップデート(SU: Security Update)の不具合に対処する2024年4月のホットフィックスアップデート(HU: Hotfix Update)をリリースした。このホットフィックスアップデートには新機能としてECC証明書およびOWA/ECPのハイブリッド先進認証(HMA: Hybrid Modern Authentication)のサポートが含まれている。
○ホットフィックスアップデートの対象環境
2024年4月のホットフィックスアップデートの対象となる環境は次のとおり。
Exchange Server 2019 CU13およびCU14
Exchange Server 2016 CU23
○ホットフィックスアップデートの内容
2024年4月のホットフィックスアップデートにて修正された不具合は次のとおり。
ダウンロードドメインの機能不全
Outlook on the web(OWA: Outlook Web App)の「このドキュメントを開けません」エラー
Outlookキャッシュモードにおける検索エラー
OwaDeepTestProbeとEacBackEndLogonProbeが失敗する不具合
ECPの編集権限を編集できない不具合
Outlookの未読封筒アイコンが表示されない不具合(ただし、HUインストール後に受信した新しいメッセージのみ修正)
テンプレートアドインが機能しない不具合
公開されたカレンダーが「このカレンダーは利用できません」エラーで機能しない不具合
○修正されていない不具合
次の既知の不具合の修正は今回のホットフィックスアップデートには含まれておらず、対策中とされる。
ショートカットキー「CTRL+P」を使用しないとOutlook on the web(OWA)にて印刷できない可能性がある
○ホットフィックスアップデートの必要性
2024年4月のホットフィックスアップデートはオプションであり、不具合が発生しておらず、新機能を必要としない場合はインストールする必要はない。なお、2024年4月のホットフィックスアップデートには2024年3月のセキュリティアップデートが含まれており、セキュリティアップデートをインストールしていない場合でも直接インストールすることができる。

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