AMDがエントリーサーバ向けCPU「EPYC 4005」を投入 Zen 5アーキテクチャベースでSocket AM5採用

2025年5月14日(水)12時50分 ITmedia PC USER

EPYC 4004シリーズやRyzen 7000以降と同じSocket AM5を採用することで導入コストを低減しやすくなる(実際の製品はヒートスプレッダーを外せない)

 AMDは5月13日(米国太平洋夏時間)、エントリークラスサーバ向けの新型CPU「EPYC 4005シリーズ」を発表した。本CPUを搭載するサーバは、順次発売される予定だ。
●EPYC 4005シリーズの概要
 EPYC 4005シリーズは2024年5月にリリースした「EPYC 4004シリーズ」の次世代製品で、CPUアーキテクチャを「Zen 5」に改めたものとなる。
 CPUソケットは、EPYC 4004シリーズや「Ryzen 7000シリーズ」以降のデスクトップPC向けRyzenと同じ「Socket AM5(LGA1718)」を採用しており、ECC(エラー誤り訂正)機能付きDDR5メモリに対応する。
 その他、主な仕様は以下の通りだ。
・CPUコア:Zen 5アーキテクチャ(6コア12スレッド〜16コア32スレッド)
・GPUコア:RDNA 2アーキテクチャ(DisplayPort 2.0/HDMI 2.1出力対応)
・対応メモリ:DDR5 DIMM×2チャンネル(ECC対応:最大192GB)
・PCI Express 5.0バス:最大28レーン
ラインアップ
 EPYC 4005シリーズのラインアップは以下の通りとなる。なお、モデル名の末尾の「P」はシングルプロセッサ専用であること、「X」は3D V-Cacheテクノロジーを適用してL3キャッシュを増量したモデルであることを意味する。
・EPYC 4245P
・CPUコア:6コア12スレッド(3.9GHz〜5.1GHz)
・L3キャッシュ:32MB
・TDP:65W
・想定価格(1000個購入した場合の1個当たり):239ドル(約3万5100円)
EPYC 4345P
・CPUコア:8コア16スレッド(3.9GHz〜5.3GHz)
・L3キャッシュ:32MB
・TDP:65W
・想定価格(1000個購入した場合の1個当たり):329ドル(約4万8400円)
EPYC 4465P
・CPUコア:12コア24スレッド(3.4GHz〜5.4GHz)
・L3キャッシュ:64MB
・TDP:65W
・想定価格(1000個購入した場合の1個当たり):399ドル(5万8700円)
EPYC 4545P
・CPUコア:16コア32スレッド(3GHz〜5.4GHz)
・L3キャッシュ:64MB
・TDP:65W
・想定価格(1000個購入した場合の1個当たり):549ドル(約8万700円)
EPYC 4565P
・CPUコア:16コア32スレッド(4.3GHz〜5.7GHz)
・L3キャッシュ:64MB
・TDP:170W
・想定価格(1000個購入した場合の1個当たり):589ドル(約8万6600円)
EPYC 4585PX
・CPUコア:16コア32スレッド(4.3GHz〜5.7GHz)
・L3キャッシュ:128MB
・TDP:170W
・想定価格(1000個購入した場合の1個当たり):699ドル(約10万2800円)

ITmedia PC USER

「米国」をもっと詳しく

タグ

「米国」のニュース

「米国」のニュース

トピックス

x
BIGLOBE
トップへ