KDDI×Red Hat、5Gコアネットワークのコンテナ化と仮想化の併用技術を提案
2024年5月16日(木)8時43分 マイナビニュース
大容量・多接続・低遅延が求められる5Gコアネットワークにおいては、コンテナ技術を利用して柔軟なリソース拡張や新機能のリリースに対応している。コンテナ化のための管理ソフトウェアには一般的にKubernetesなどが利用されているが、5Gコアネットワークの構築には、コンテナそのものに特殊なネットワーク設定が必要とされる。また、管理ソフトウエアの頻繁なアップグレードも運用上の課題だという。
これに対し両社は、KubernetesのRed Hat製品版である「Red Hat OpenShift」と仮想化技術を活用して、プライベートクラウドを構築するためのソフトウェアである「Red Hat OpenStack Platform」を組み合わせた課題解決の手法をホワイトペーパーとてまとめた。
仮想化したサーバ上にコンテナを構築することで、物理サーバ上にコンテナを構築する際に考慮が必要なインターフェース設定などの複雑な要件を簡易化するとともに、管理ソフトウェアのアップグレードを自動化して5Gコアネットワーク運用の課題を解決する。