零戦、ついに一般公開飛行へ 4月23日・24日鹿児島でフライト
BIGLOBEニュース編集部2016年3月7日(月)6時9分
「零戦里帰りプロジェクト」の保有する零式艦上戦闘機(零戦)が、4月23日、24日に鹿児島県で一般公開飛行を行うことがわかった。この機体は1月に非公開での飛行を成功させたが、一般公開として飛行するのは初めてとなる。
一般公開では、住宅密集地を除く鹿児島県の観光名所を巡る飛行を計画。観覧地点は鹿児島湾(錦江湾)の数か所に設定され、入場料金は無料を予定している。また、同日に鹿児島県鹿屋市で開催される海上自衛隊の航空ショー「エアーメモリアルinかのや」への参加も調整している。
今回のフライトは、イベント企画運営会社のYCグループが、鹿児島県活性化イベントプログラム「プラス鹿児島」の一環として実施する。同社は伴走機から空撮した動画をDVDに収録する予定で、3月7日からDVDの先行予約販売を行う。予約購入者はDVDのエンドロールに氏名が掲載される。
一方、零戦を保有するゼロエンタープライズ・ジャパンでは、機体の維持・管理の資金調達のためスポンサーを探すとともに、一般公開飛行当日まで格納庫での有償撮影会を実施する。有償撮影会の申し込みはインターネットで受け付ける予定となっている。
第二次世界大戦で活躍した零戦だが、現在、飛行可能な機体は世界に5機しか残っていない。そのうち日本人が所有している機体は、このプロジェクトの二二型、1機のみとなっている。プロジェクトは、クラウドファンディングによる組み立て資金の調達などを経て、1月27日に海上自衛隊鹿屋基地(鹿児島県)での試験飛行、28日に鹿屋基地から鹿児島空港への飛行を成功させた。
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