福岡で「黄砂」を観測 日曜日にかけて九州~関東に「黄砂」飛来か 注意点は?
17日(土)午後4時6分に福岡で黄砂を観測しました。18日(日)にかけて九州から関東でも黄砂が飛来する可能性があります。
福岡で黄砂を観測
16日(金)は中国や朝鮮半島で黄砂が観測されていましたが、17日(土)の午後は日本にも黄砂が飛来しています。午後4時6分に福岡で黄砂を観測しました。視程は10キロメートル以上です。(※視程とは水平方向で見通しの効く距離です。)
上の気象衛星の画像を見ると、黄海から西日本の日本海側、日本海にかけて、黄砂とみられる赤茶色の帯がかかっているのが分かります。
日曜日にかけて黄砂飛来か
18日(日)にかけて、広く黄砂に注意が必要です。
九州や中国、四国では今夜から18日(日)にかけて黄砂が飛来するでしょう。近畿から関東でも18日(日)はうっすらと黄砂が飛来する可能性があります。
対策は?
黄砂が飛来すると洗濯物や車を汚してしまうことがあります。
洗濯物は屋外ではなく、室内に干すと良いでしょう。黄砂が車に付着した場合は、タオルやぞうきんで拭くと細かなキズをつけてしまうことがあります。高圧洗浄などの水洗いが効果的とされていますので、黄砂が付着してしまった場合は、早めに洗浄すると良いでしょう。
また、外出はマスクに加えて、メガネを着用するなど対策をすると安心です。
黄砂とは
黄砂現象とは、東アジアの砂漠域(ゴビ砂漠、タクラマカン砂漠など)や黄土地帯から、強風により大気中に舞い上がった砂や塵が浮遊しつつ降下する現象です。黄砂は砂漠域で強風が発生すること、地表面が砂や塵を巻き上げる状態であることが重なると発生しやすいとされています。日本にまで届くような黄砂は、低気圧の南側の強風域で巻き上げられることが多く、日本では春に観測されることが多くなっています。
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