住宅ローンで「変動金利か固定金利か」を考える前に絶対に考えておくべき1つのこと
住宅ローンで「変動金利か固定金利か」を考える前に絶対に考えておくべき1つのこと
近年、日本には不動産バブルが到来している。加えてマイナス金利の解除も決定し、「家を買おうと思っていたけど、今はタイミングじゃないのでは?」と不安に感じている人も多いのではないだろうか。そんな住宅購入を不安に感じる人のために『住宅購入の思考法』が発刊された。本記事では、著者の江口亮介氏による住宅購入に関するオリジナルコンテンツを配信する。
Photo: Adobe Stock
「変動金利か固定金利か」を議論するよりも先にやるべきこと
住宅ローンは最近ホットな話題ですが、「変動金利か固定金利か」考えるよりも実は大事なことがあります。
それは「借りられる金額」と「借りるべき金額」はまったく違うということです。このことを知らずに、住宅ローンのことを議論してしまうとあとで後悔するパターンは少なくありません。
まず、家が気になりはじめている人は住宅ローンについてこんな情報を見たことがあるのではないでしょうか。「住宅ローン借入金額の目安は年収の7~8倍がいい」。結論から言うと、これを鵜呑みにするのは危険です。
というのも、「年収の7~8倍」はあくまで銀行が貸してくれる標準的な金額であって、皆さんにあった金額であるとは必ずしも限りません。さらに、ペアローンを組めば年収の10倍以上の金額を借りることもできてしまいますが、それは本当に皆さんにとって適正金額なのでしょうか。
「住宅ローンは一般的に年収の7~8倍」という言葉は、ちゃんと言い換えると「銀行が貸してくれる一般的な金額上限は年収の7~8倍」という意味なのです。
一部ではありますが、このことを知っているのにもかかわらず、「年収の7倍なんでこの家いけますよ」と話を進める営業担当もいます。ただ、金額の高い物件はその分見た目もいいですし、「〇〇さんなら買えますよ」とおだてられると人は嬉しくなって判断力が鈍ります。注意が必要です。
では、自分の適正金額はどのように決めていくのがいいのでしょうか。
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