北海道 暑さに負けない体づくりを
北海道では今日(6日)も気温が30度を超えた所があり、4日連続の真夏日観測となりました。道内で6月上旬に4日連続真夏日となるのは4年ぶりのことです。この時期の暑さが特に体に堪えるのは、もともと北海道では慣れていないこともありますが、まだ体が対応しきれていないことも挙げられます。暑さに対応する体の機能を「暑熱順化」といいます。本格的な夏に向け、暑熱順化がしっかり働く暑さに負けない体づくりを心がけましょう。
道内は4日連続の真夏日
連日強い日差しが降り注ぐ北海道では、今日(6日)も午後3時までの最高気温が上川地方富良野で30.1度まで上がりました。
これで4日連続で北海道内のどこかで真夏日を観測したことになります。
北海道で6月上旬に4日連続の真夏日を観測するのは、2014年以来4年ぶりのことです。
暑熱順化とは
人は暑さを感じると汗をかいて、汗が蒸発するときに身体の熱を放出し体温を下げます。
このように身体を暑さにうまく順応させることを「暑熱順化(しょねつじゅんか)」といいます。
この機能が働くと、それほど高くない気温でも汗をかくようになります。
皮膚の血の流れが活発となり熱の放出が早い段階で行われるようになり、暑さが体に順応したことになります。
しかし暑さに慣れていない夏のはじめに急に暑くなると、この機能がまだうまく働きません。
身体に熱がこもり、不快なベタベタとした汗をかき、時には熱中症などにかかってしまいます。
暑さに慣れるためには
暑さに体を慣れさせるためには意識して汗をかくこと、つまり繰り返し体温を上げることで体温調整機能の反応を良くすることです。
たとえば半身浴やサウナに入ったり、ウォーキングや自転車に乗る際はいつもより少し強めにするのも効果的で、一週間ほど継続することで、暑熱順化が完了し暑さに負けない体を作ることができます。汗にも多くの水分が含まれるようになり、匂いの少ない、すぐ蒸発して体温を下げるサラサラの汗をかくようになります。
ただ、もちろん無理のない範囲で行い、汗をかく前、汗をかいた後もしっかりとした水分補給を行いましょう。
暑さはいつまで?
少なくとも明後日8日(金曜日)までは、平年より高い気温が続き、明日7日(木曜日)は内陸では30度くらいまで上がる暑さとなるでしょう。熱中症や食中毒へのしっかりとした対策が必要です。
しかし8日に気圧の谷が通過した後は一気に空気が入れ替わります。9日土曜日からは平年を下回り、道東では4月下旬並みの寒さとなる日もありそうです。気温の変化が大きくなりますので体調管理に注意して下さい。
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