ピースボートが産経新聞に抗議文 街頭インタビューに答えたさくら疑惑の女性がスタッフに酷似との報道で
ピースボートが産経新聞に抗議文 街頭インタビューに答えたさくら疑惑の女性がスタッフに酷似との報道で/画像は産経ニュース スクリーンショット
一般社団法人ピースボートは、産経ニュースが報じた「TBS番組『街の声』の20代女性が被災地リポートしたピースボートスタッフに酷似していた?!『さくらじゃないか』との声続出」との記事に抗議文を提出し、産経新聞社による謝罪と訂正記事を求めている。
ことの発端は、テレビ朝日の『スーパーJチャンネル』やTBSの『Nスタ』が6月15日に放送した東京・JR新橋駅前での街頭インタビュー。両番組で「ポスト舛添」を問われ、「蓮舫さん」と答えた女性が同一人物だった。さらにこの女性は、4月21日に熊本地震の様子を伝えたTBS『Nスタ』のインタビューに応じたピースボートのスタッフと酷似しているという噂がネット上で広まった。産経ニュースは、この状況を「TBS番組『街の声』の20代女性が被災地リポートしたピースボートスタッフに酷似していた?!『さくらじゃないか』との声続出」と伝えていた。
ピースボートは、この女性スタッフについて、「現地災害救援活動のため6月15日の報道当日を含め5月、6月中は熊本に駐在しており、そもそも東京での街頭インタビューに応じられるわけがありません」と別人であるとして否定。「当団体に確認を取れば明らかになることにもかかわらず、当団体には事前に一切の連絡もなく、単なる憶測で書かれたもの」と指摘した。さらに、「大手マスメディアとしての自覚がないばかりか、悪意さえ感じる内容です」と非難、謝罪と訂正記事の掲載を求めている。女性スタッフは現在も熊本で活動しているが、「インターネット上でのいわれのない誹謗中傷を受け、現地活動に支障をきたすばかりか、本人の身の危険を感じる書き込み」も行われているという。
産経ニュースは、抗議を受けた記事を削除し、「ピースボート災害ボランティアセンターへの回答書」をサイト上に掲載。「貴団体にも取材すべきだったにもかかわらず、これを怠っておりました。」、「貴団体およびスタッフに多大なご迷惑をおかけしましたことをお詫びいたします。」と謝罪した。
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