6日(木) 日本列島に季節外れの黄砂飛来か 7月に観測されれば統計開始以来初めて
6日(木)は、大陸から黄砂が飛んでくる可能性があります。過去7月に日本で黄砂が観測されたことはなく、もし観測されればかなり珍しいことになります。車や洗濯物への付着、健康への被害に注意が必要です。
6日(木) 九州北部から東北は梅雨の晴れ間 厳しい暑さ・黄砂に注意
明日6日は、雨が降っても朝にはやむ所が多く、九州北部から東北にかけては梅雨の晴れ間となるでしょう。昼間は強い日差しの後押しで、猛暑となる所もある見込みです。また、大陸からは季節外れの黄砂が飛来する恐れがあります。
黄砂といえば春に飛来するのが大半ですが、夏でも6月にはこれまでに何度か観測したことがあります。ただ、過去7月〜9月に黄砂が観測されたことはなく、もし観測された場合、統計が始まった1967年以来初めてのこととなります。車や洗濯物に付着したり、健康に影響を与える恐れがあるため、注意が必要です。
黄砂が体に与える影響
環境省によりますと、黄砂の飛来によって、以下のような呼吸器や循環器に係る疾患の症状の悪化が指摘されています。
①黄砂の飛来は、目や鼻、皮膚などのアレルギー症状との関連があり、目のかゆみ、結膜炎、鼻水やくしゃみなどを引き起こすことがあると報告されています。黄砂の濃度が高い日ほど、それらの症状が発症する方が多くなる傾向にあります。
②黄砂の飛来と、呼吸器疾患についての関連が報告されています。黄砂が飛来すると気道や目、皮膚症状の悪化が見られる場合があります。喘息など呼吸器疾患のある人はいっそう注意が必要です。呼吸器疾患のない人でも黄砂の濃度が高いほど咳が出ることが報告されています。
③黄砂の飛来と循環器疾患について関連がみられています。 黄砂の飛来と救急搬送数増加、脳梗塞での入院や心筋梗塞での入院、発症の増加との関連が報告されています。高齢者や糖尿病、慢性腎臓病等の既往歴がある方は、循環器疾患への影響リスクが高いため注意が必要です。
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