【東京工芸大学芸術学部】 平和運動家・阿波根昌鴻氏の未公開ネガを高精細デジタル化-2月23日、丸木美術館企画展でデジタルプリントが初公開-
PR TIMES2024年1月23日(火)10時46分
東京工芸大学芸術学部(東京都中野区、以下本学部)は、教育研究のさらなる高度化と活性化を目指す重点的教育研究事業の一環として、平和運動家であり写真家の阿波根昌鴻氏のネガの高精細デジタル化を行いました。3000枚以上のネガから選ばれた未公開を含む約350点のデジタルプリントが、原爆の図 丸木美術館(埼玉県東松山市)で2月23日(金)から発表されます。
[画像1: https://prtimes.jp/i/74798/41/resize/d74798-41-d0291dd2722c455b8989-0.jpg ]
未公開ネガの高精細デジタル化は、沖縄戦後米軍に占領された伊江島で非暴力の土地闘争を行った阿波根昌鴻氏の歴史的・文化的に重要な記録を新たな形で保存し広く公開することを目的に行われました。この活動を行ったのは、写真史・キュレーションを専門とする本学部写真学科の小原真史准教授です。
小原准教授は、島の大部分を占領されていた伊江島で1950年代半ばから再開した米軍による強制的な土地接収という困難な状況において、農民たちは証拠物品(薬莢、爆弾、看板など)の収集を通じてどのように抵抗していたのか、そして土地闘争の過程でどのような写真が撮られていたのかを調査しました。3000カット以上あるネガは、プリント化もほとんどされていない状態でしたが、阿波根昌鴻資料調査会との調査によって土地闘争の写真だけでなく、島の人々の記念写真や日常のスナップ写真が大量に含まれていることがわかりました。これらのネガを高精細デジタル化するために、小原准教授は阿波根昌鴻資料調査会のメンバーらとともに伊江島に泊まり込みで作業を行いました。
この取り組みは、芸術学部の教育研究の質的向上と充実に貢献する重要な一環と位置づけられ、本学部の重点的研究事業に選定されています。
この成果物は、2024年2月23日から5月6日まで埼玉県東松山市の原爆の図 丸木美術館で開催される展覧会「阿波根昌鴻 写真と抵抗、そして島の人々」で公開されます。展覧会は原爆の図 丸木美術館が主催し、選ばれた約350点の未公開デジタルプリント作品が展示されます。これにより、阿波根昌鴻氏の歴史的かつ文化的に重要な作品が新たな形で保存され、広く公開されることとなります。展覧会のキュレーションは、本学の小原真史准教授が務めています。
展覧会詳細は以下のとおりです。
■「阿波根昌鴻 写真と抵抗、そして島の人々」
会 場:原爆の図 丸木美術館
〒355-0076 埼玉県東松山市下唐子1401
会 期:2024年2月23日(金)~5月6日(月)
主 催:原爆の図 丸木美術館
共 催:わびあいの里
島の宝・阿波根昌鴻写真展実行委員会
企 画:小原真史(東京工芸大学芸術学部写真学科)
企画協力:阿波根昌鴻資料調査会、東京工芸大学、
小原佐和子
【URL】 https://marukigallery.jp/7284/
[画像2: https://prtimes.jp/i/74798/41/resize/d74798-41-56c351397bac56860cb9-1.png ]
[画像3: https://prtimes.jp/i/74798/41/resize/d74798-41-7c98bb1b5c18b36e0401-2.jpg ]
[画像4: https://prtimes.jp/i/74798/41/resize/d74798-41-c2d438bf16165b28c547-3.jpg ]
■阿波根昌鴻(あはごんしょうこう、1901-2002)
阿波根昌鴻(あはごんしょうこう、1901-2002)は沖縄戦後、米軍に占領された伊江島で農民たちと共に非暴力の土地闘争を行った人物です。「銃剣とブルドーザー」と呼ばれた強制的な土地接収や米軍の横暴、射爆演習場による被害を記録するためにカメラを入手、1955 年から島の記録を始めました。島で唯一のカメラを米軍に抵抗する手段としつつ、「乞食行進」と呼ばれる行脚や陳情を展開するなかで沖縄における「島ぐるみ闘争」の一翼を担うようになりました。「沖縄のガンジー」と呼ばれ、平和運動家として知られています。写真集に『人間の住んでいる島』(私家版、1982年)、著書に『米軍と農民』(岩波新書、1973年)『命こそ宝 沖縄反戦の心』(岩波新書、1992年)。
■東京工芸大学 芸術学部
1994年に芸術学部設置(所在地:東京都中野区)。
写真学科、映像学科、デザイン学科、インタラクティブメディア学科、アニメーション学科、マンガ学科、ゲーム学科の7学科を有する。芸術学部全学年の就学地が中野キャンパスに集約された、メディア芸術のすべてを都心の1キャンパスで学べる唯一無二の大学。
現在芸術学部には86名の教員が在籍しており、設立以来社会で活躍するための総合的な力を備え、クリエイティブ産業や文化を牽引するメディア芸術分野のプロフェッショナルを育成している。
【URL】 https://www.t-kougei.ac.jp/gakubu/arts/
[画像5: https://prtimes.jp/i/74798/41/resize/d74798-41-2ac8b7096e11b7d0628f-4.jpg ]
■東京工芸大学
東京工芸大学は1923(大正12)年に創立された「財団法人小西寫眞(写真)専門学校」を前身とし、創設当初からテクノロジーとアートを融合した無限の可能性を追究し続けてきた。
2023年に創立100周年を迎えた。
【URL】 https://www.t-kougei.ac.jp/
[画像6: https://prtimes.jp/i/74798/41/resize/d74798-41-fe131355525793592042-5.jpg ]
[画像1: https://prtimes.jp/i/74798/41/resize/d74798-41-d0291dd2722c455b8989-0.jpg ]
未公開ネガの高精細デジタル化は、沖縄戦後米軍に占領された伊江島で非暴力の土地闘争を行った阿波根昌鴻氏の歴史的・文化的に重要な記録を新たな形で保存し広く公開することを目的に行われました。この活動を行ったのは、写真史・キュレーションを専門とする本学部写真学科の小原真史准教授です。
小原准教授は、島の大部分を占領されていた伊江島で1950年代半ばから再開した米軍による強制的な土地接収という困難な状況において、農民たちは証拠物品(薬莢、爆弾、看板など)の収集を通じてどのように抵抗していたのか、そして土地闘争の過程でどのような写真が撮られていたのかを調査しました。3000カット以上あるネガは、プリント化もほとんどされていない状態でしたが、阿波根昌鴻資料調査会との調査によって土地闘争の写真だけでなく、島の人々の記念写真や日常のスナップ写真が大量に含まれていることがわかりました。これらのネガを高精細デジタル化するために、小原准教授は阿波根昌鴻資料調査会のメンバーらとともに伊江島に泊まり込みで作業を行いました。
この取り組みは、芸術学部の教育研究の質的向上と充実に貢献する重要な一環と位置づけられ、本学部の重点的研究事業に選定されています。
この成果物は、2024年2月23日から5月6日まで埼玉県東松山市の原爆の図 丸木美術館で開催される展覧会「阿波根昌鴻 写真と抵抗、そして島の人々」で公開されます。展覧会は原爆の図 丸木美術館が主催し、選ばれた約350点の未公開デジタルプリント作品が展示されます。これにより、阿波根昌鴻氏の歴史的かつ文化的に重要な作品が新たな形で保存され、広く公開されることとなります。展覧会のキュレーションは、本学の小原真史准教授が務めています。
展覧会詳細は以下のとおりです。
■「阿波根昌鴻 写真と抵抗、そして島の人々」
会 場:原爆の図 丸木美術館
〒355-0076 埼玉県東松山市下唐子1401
会 期:2024年2月23日(金)~5月6日(月)
主 催:原爆の図 丸木美術館
共 催:わびあいの里
島の宝・阿波根昌鴻写真展実行委員会
企 画:小原真史(東京工芸大学芸術学部写真学科)
企画協力:阿波根昌鴻資料調査会、東京工芸大学、
小原佐和子
【URL】 https://marukigallery.jp/7284/
[画像2: https://prtimes.jp/i/74798/41/resize/d74798-41-56c351397bac56860cb9-1.png ]
[画像3: https://prtimes.jp/i/74798/41/resize/d74798-41-7c98bb1b5c18b36e0401-2.jpg ]
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■阿波根昌鴻(あはごんしょうこう、1901-2002)
阿波根昌鴻(あはごんしょうこう、1901-2002)は沖縄戦後、米軍に占領された伊江島で農民たちと共に非暴力の土地闘争を行った人物です。「銃剣とブルドーザー」と呼ばれた強制的な土地接収や米軍の横暴、射爆演習場による被害を記録するためにカメラを入手、1955 年から島の記録を始めました。島で唯一のカメラを米軍に抵抗する手段としつつ、「乞食行進」と呼ばれる行脚や陳情を展開するなかで沖縄における「島ぐるみ闘争」の一翼を担うようになりました。「沖縄のガンジー」と呼ばれ、平和運動家として知られています。写真集に『人間の住んでいる島』(私家版、1982年)、著書に『米軍と農民』(岩波新書、1973年)『命こそ宝 沖縄反戦の心』(岩波新書、1992年)。
■東京工芸大学 芸術学部
1994年に芸術学部設置(所在地:東京都中野区)。
写真学科、映像学科、デザイン学科、インタラクティブメディア学科、アニメーション学科、マンガ学科、ゲーム学科の7学科を有する。芸術学部全学年の就学地が中野キャンパスに集約された、メディア芸術のすべてを都心の1キャンパスで学べる唯一無二の大学。
現在芸術学部には86名の教員が在籍しており、設立以来社会で活躍するための総合的な力を備え、クリエイティブ産業や文化を牽引するメディア芸術分野のプロフェッショナルを育成している。
【URL】 https://www.t-kougei.ac.jp/gakubu/arts/
[画像5: https://prtimes.jp/i/74798/41/resize/d74798-41-2ac8b7096e11b7d0628f-4.jpg ]
■東京工芸大学
東京工芸大学は1923(大正12)年に創立された「財団法人小西寫眞(写真)専門学校」を前身とし、創設当初からテクノロジーとアートを融合した無限の可能性を追究し続けてきた。
2023年に創立100周年を迎えた。
【URL】 https://www.t-kougei.ac.jp/
[画像6: https://prtimes.jp/i/74798/41/resize/d74798-41-fe131355525793592042-5.jpg ]
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