豆由来フェリチン鉄で隠れ貧血にも期待!!関西福祉科学大学と順天堂大学の研究グループが豆由来フェリチン鉄による月経後の鉄不足状態からの回復効果を臨床研究で証明、ヘモグロビン値に限らず血中フェリチンも回復
@Press2024年3月18日(月)9時30分
株式会社アンチエイジング・プロ(本社:東京都渋谷区)は、当社が提供した豆由来フェリチン鉄を用いたヒト臨床試験を株式会社feileBと共に実施し、月経後の鉄不足状態(隠れ貧血を含む低ヘモグロビン状態)からの回復効果が示されたことを報告いたします。そして、この度、本試験結果がオンライン科学雑誌Functional Foods in Health and Diseaseに掲載されました。
論文情報:
Ryuji Takeda, Yuji Kuriyama, Yasushi Yoshida. Restorative effect of iron from bean ferritin on low hemoglobin level caused by menstruation in Japanese women: A random-ized, double-blind placebo-controlled intergroup trial. Functional Foods in Health and Disease 2024; 14(3): 169-183
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/388566/LL_img_388566_1.jpg
グラフィカルアブストラクト
■臨床研究概要
鉄は、月経のある女性にとって不足しやすい栄養素である。日本の鉄の摂取基準における成人女性の推奨量は、1日あたり10.5mgに設定されているが、成人女性の鉄の摂取状況(2017年)は、1日あたり7.2mgと摂取推奨量の約7割しか満たしていない。鉄不足の成人女性が多く存在することが推測される。実際、1992年の内田らの調査報告(日本人女性3,015名)では、鉄欠乏性貧血8.5%、潜在性鉄欠乏8.0%、貯蔵鉄欠乏33.4%、正常43.6%、その他6.5%となっており、調査に参加した半数の女性が鉄欠乏もしくは潜在的鉄欠乏(隠れ貧血)であることが示されている。
近年、ベジタリアンも利用可能な新たな鉄供給源として、豆由来フェリチン鉄の注目度が高まっている。高い吸収率や生物学的利用能などが報告されているが、有効性に関する臨床データがまだまだ不足している。
この度、関西福祉科学大学福祉栄養学科と順天堂大学医学部総合診療科研究室によって、豆由来フェリチン鉄の鉄不足の女性に対する有効性を評価した。試験では、豆由来フェリチン鉄(和名:まめ鉄、英名:SloIron)を月経により低ヘモグロビン状態になっている日本人女性(平均33.6歳)に月経直後から9週間摂取させ、鉄不足状態からの回復状況を評価した。豆由来フェリチン鉄(まめ鉄)を配合したカプセル1粒から1日あたり5mgの鉄を5週間摂取し、6週間目から9週間後まで摂取量を2カプセルに増やして1日あたり10mgの鉄を摂取した。
結果、ヘモグロビン値の変化量にて、摂取9週間後におけるプラセボ群との群間比較で有意差(P=0.03)が示され、豆由来フェリチン鉄による月経時の鉄不足状態の回復が確認された。また、血中フェリチン値は、摂取9週後で有意差(P=0.03)が示された。また、摂取5週後、MCHC(赤血球1個当たりの平均ヘモグロビン濃度)の変化量にて群間比較で有意差(P=0.01)が示され、摂取9週後、MCH(赤血球1個当たりの平均ヘモグロビン量)の変化量で有意差(P=0.02)ならびにMCHCの変化量で顕著な有意差(P<0.01)が示された。血中フェリチン値は、基準値より高値を示した被験者2名を除外した変化量にて、摂取5週後でも値の上昇は認められたが有意差まで示されず、摂取9週後で有意差(P=0.03)が示された。
豆由来フェリチン鉄の摂取により、月経による鉄不足ならびに潜在性鉄欠乏(隠れ貧血)の状態から回復できることが確認され、鉄貯蔵量を高めるためには、鉄として5mg/日より10mg/日の摂取の方が好ましいことが示唆された。
■市場におけるニーズの高まり
2022年7月~8月、公共放送・民間放送で貯蔵鉄(フェリチン)や隠れ貧血をテーマに複数回の番組放映が行われました。それら番組では、日本人女性の多くが平均4mgの鉄が不足しており、隠れ貧血(ヘモグロビンは高くても、フェリチンが低い)の女性も多いと紹介されました。そして、1日4mgを目安に、今まで以上に鉄を補う意識が必要であると提言されました。
その影響で、鉄を補うニーズが一気に高まると共に、ヒトの貯蔵鉄:フェリチン鉄と同じ形をした豆由来のフェリチン鉄へのニーズも一気に高まりました。SDGsの観点からヴィーガン対応サプリメントニーズやプラントベースフードニーズの高まりも後押しし、原料出荷量ベースで3~4倍と、豆由来フェリチン鉄の市場も一気に拡大しました。
■まめ鉄(英名:SloIron)
フェリチン研究で有名なカリフォルニア大学バークレー校 エリザベス・タイル教授が中心となって設立されたSloIron Inc.(米国カリフォルニア州、2011年設立)が供給する豆由来フェリチン鉄の食品原料製品。現在、エンドウ豆由来と大豆由来のフェリチン鉄原料を供給し、日本では、まめ鉄の原料製品名で大豆由来フェリチン鉄原料が流通している。
■株式会社アンチエイジング・プロ
まめ鉄 アジア地域総代理店。健康食品・サプリメントのOEM供給と原料販売を行っている。COOの栗山(SloIron Inc. 取締役を兼任)が中心となり、原料の臨床研究、マーケティングベースの商品設計、原料クリエイティブ開発などを行っている。赤ワインレスベラトロール原料や山芋ジオスゲニン原料では、業界トップシェアの原料メーカーであり、多くの大手企業にも原料を供給する。その他、鮭鼻軟骨抽出物(非変性型コラーゲン、非変性プロテオグリカン)、葛花抽出物などの原料を供給。
また、健康メディア向けにコンテンツ作成用の情報を学術論文などのエビデンス付きで提供し、監修医師・専門家の紹介なども行っている。
詳細はこちら
プレスリリース提供元:@Press
論文情報:
Ryuji Takeda, Yuji Kuriyama, Yasushi Yoshida. Restorative effect of iron from bean ferritin on low hemoglobin level caused by menstruation in Japanese women: A random-ized, double-blind placebo-controlled intergroup trial. Functional Foods in Health and Disease 2024; 14(3): 169-183
画像1: https://www.atpress.ne.jp/releases/388566/LL_img_388566_1.jpg
グラフィカルアブストラクト
■臨床研究概要
鉄は、月経のある女性にとって不足しやすい栄養素である。日本の鉄の摂取基準における成人女性の推奨量は、1日あたり10.5mgに設定されているが、成人女性の鉄の摂取状況(2017年)は、1日あたり7.2mgと摂取推奨量の約7割しか満たしていない。鉄不足の成人女性が多く存在することが推測される。実際、1992年の内田らの調査報告(日本人女性3,015名)では、鉄欠乏性貧血8.5%、潜在性鉄欠乏8.0%、貯蔵鉄欠乏33.4%、正常43.6%、その他6.5%となっており、調査に参加した半数の女性が鉄欠乏もしくは潜在的鉄欠乏(隠れ貧血)であることが示されている。
近年、ベジタリアンも利用可能な新たな鉄供給源として、豆由来フェリチン鉄の注目度が高まっている。高い吸収率や生物学的利用能などが報告されているが、有効性に関する臨床データがまだまだ不足している。
この度、関西福祉科学大学福祉栄養学科と順天堂大学医学部総合診療科研究室によって、豆由来フェリチン鉄の鉄不足の女性に対する有効性を評価した。試験では、豆由来フェリチン鉄(和名:まめ鉄、英名:SloIron)を月経により低ヘモグロビン状態になっている日本人女性(平均33.6歳)に月経直後から9週間摂取させ、鉄不足状態からの回復状況を評価した。豆由来フェリチン鉄(まめ鉄)を配合したカプセル1粒から1日あたり5mgの鉄を5週間摂取し、6週間目から9週間後まで摂取量を2カプセルに増やして1日あたり10mgの鉄を摂取した。
結果、ヘモグロビン値の変化量にて、摂取9週間後におけるプラセボ群との群間比較で有意差(P=0.03)が示され、豆由来フェリチン鉄による月経時の鉄不足状態の回復が確認された。また、血中フェリチン値は、摂取9週後で有意差(P=0.03)が示された。また、摂取5週後、MCHC(赤血球1個当たりの平均ヘモグロビン濃度)の変化量にて群間比較で有意差(P=0.01)が示され、摂取9週後、MCH(赤血球1個当たりの平均ヘモグロビン量)の変化量で有意差(P=0.02)ならびにMCHCの変化量で顕著な有意差(P<0.01)が示された。血中フェリチン値は、基準値より高値を示した被験者2名を除外した変化量にて、摂取5週後でも値の上昇は認められたが有意差まで示されず、摂取9週後で有意差(P=0.03)が示された。
豆由来フェリチン鉄の摂取により、月経による鉄不足ならびに潜在性鉄欠乏(隠れ貧血)の状態から回復できることが確認され、鉄貯蔵量を高めるためには、鉄として5mg/日より10mg/日の摂取の方が好ましいことが示唆された。
■市場におけるニーズの高まり
2022年7月~8月、公共放送・民間放送で貯蔵鉄(フェリチン)や隠れ貧血をテーマに複数回の番組放映が行われました。それら番組では、日本人女性の多くが平均4mgの鉄が不足しており、隠れ貧血(ヘモグロビンは高くても、フェリチンが低い)の女性も多いと紹介されました。そして、1日4mgを目安に、今まで以上に鉄を補う意識が必要であると提言されました。
その影響で、鉄を補うニーズが一気に高まると共に、ヒトの貯蔵鉄:フェリチン鉄と同じ形をした豆由来のフェリチン鉄へのニーズも一気に高まりました。SDGsの観点からヴィーガン対応サプリメントニーズやプラントベースフードニーズの高まりも後押しし、原料出荷量ベースで3~4倍と、豆由来フェリチン鉄の市場も一気に拡大しました。
■まめ鉄(英名:SloIron)
フェリチン研究で有名なカリフォルニア大学バークレー校 エリザベス・タイル教授が中心となって設立されたSloIron Inc.(米国カリフォルニア州、2011年設立)が供給する豆由来フェリチン鉄の食品原料製品。現在、エンドウ豆由来と大豆由来のフェリチン鉄原料を供給し、日本では、まめ鉄の原料製品名で大豆由来フェリチン鉄原料が流通している。
■株式会社アンチエイジング・プロ
まめ鉄 アジア地域総代理店。健康食品・サプリメントのOEM供給と原料販売を行っている。COOの栗山(SloIron Inc. 取締役を兼任)が中心となり、原料の臨床研究、マーケティングベースの商品設計、原料クリエイティブ開発などを行っている。赤ワインレスベラトロール原料や山芋ジオスゲニン原料では、業界トップシェアの原料メーカーであり、多くの大手企業にも原料を供給する。その他、鮭鼻軟骨抽出物(非変性型コラーゲン、非変性プロテオグリカン)、葛花抽出物などの原料を供給。
また、健康メディア向けにコンテンツ作成用の情報を学術論文などのエビデンス付きで提供し、監修医師・専門家の紹介なども行っている。
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プレスリリース提供元:@Press
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