「生成AIで学ぶ源氏物語」を開発
PR TIMES2024年4月5日(金)13時16分
AI光源氏が音声やチャットで質問に回答
大阪工業大学(学長:井上晋)情報科学部ネットワークデザイン学科の矢野浩二朗教授は、複数のAI関連技術を活用し「おしゃべり源氏物語 -生成AIで学ぶ『源氏物語』-」を開発しました。2月下旬から4週間、東京富士美術館で開催された源氏物語をテーマにした展覧会に出展し、実証実験を実施。この結果を性能改善に生かし、改良を続けています。
本件のポイント
●千年の時を超える古典の名作を最先端技術で学ぶ
●OpenAI chat APIなど6種類のAI関連技術を使用
●回答生成には本学教員が構築したデータベースを活用し高い精度の回答を実現
[画像: https://prtimes.jp/i/140284/3/resize/d140284-3-9584467f9d71cb29a53f-0.jpg ]
マイクに向かって質問すると、数秒後に光源氏のアニメーションがAIの生成した解説を話し出す。
解説はチャットにも表示
矢野教授は、OpenAI Chat APIを用いた自動採点付き学習アプリを開発し、本格的に授業で実践するなど、生成AIを活用したさまざまな挑戦を行っています。
開発した「おしゃべり源氏物語」は、音声から文字への変換にAmiVoice、文章生成にOpenAI chat APIなど6種類のAI関連技術を活用しています。AIは和歌のように読み方にリズムが必要なものも普通に読んでしまうため、発音のタイミングを与えるデータの追加が必要であったり、古典が苦手なOpenAIに和歌現代語訳のデータベース化が必要だったりするなど、開発において多くの工夫が求められました。また、精度の高い回答を生成するため、矢野教授とともに「源氏絵データベース研究会」(代表:恵泉女学園大学・稲本万里子教授)に所属する情報システム学科の横山恵理准教授と構築した源氏物語に関するデータベースも活用しています。展覧会会期中、約3000人がおしゃべり源氏物語を体験し、満足度向上には音声入力の改善が最も重要であると分かったほか、古語をどのようにAIに学習させるかなどの課題も明らかになりました。
今後、更に改良を進め、パブリックなデータを用いた「Open 光源氏 AI」を他施設でも公開するなど、最先端技術で古典の魅力を広げていきます。
大阪工業大学(学長:井上晋)情報科学部ネットワークデザイン学科の矢野浩二朗教授は、複数のAI関連技術を活用し「おしゃべり源氏物語 -生成AIで学ぶ『源氏物語』-」を開発しました。2月下旬から4週間、東京富士美術館で開催された源氏物語をテーマにした展覧会に出展し、実証実験を実施。この結果を性能改善に生かし、改良を続けています。
本件のポイント
●千年の時を超える古典の名作を最先端技術で学ぶ
●OpenAI chat APIなど6種類のAI関連技術を使用
●回答生成には本学教員が構築したデータベースを活用し高い精度の回答を実現
[画像: https://prtimes.jp/i/140284/3/resize/d140284-3-9584467f9d71cb29a53f-0.jpg ]
マイクに向かって質問すると、数秒後に光源氏のアニメーションがAIの生成した解説を話し出す。
解説はチャットにも表示
矢野教授は、OpenAI Chat APIを用いた自動採点付き学習アプリを開発し、本格的に授業で実践するなど、生成AIを活用したさまざまな挑戦を行っています。
開発した「おしゃべり源氏物語」は、音声から文字への変換にAmiVoice、文章生成にOpenAI chat APIなど6種類のAI関連技術を活用しています。AIは和歌のように読み方にリズムが必要なものも普通に読んでしまうため、発音のタイミングを与えるデータの追加が必要であったり、古典が苦手なOpenAIに和歌現代語訳のデータベース化が必要だったりするなど、開発において多くの工夫が求められました。また、精度の高い回答を生成するため、矢野教授とともに「源氏絵データベース研究会」(代表:恵泉女学園大学・稲本万里子教授)に所属する情報システム学科の横山恵理准教授と構築した源氏物語に関するデータベースも活用しています。展覧会会期中、約3000人がおしゃべり源氏物語を体験し、満足度向上には音声入力の改善が最も重要であると分かったほか、古語をどのようにAIに学習させるかなどの課題も明らかになりました。
今後、更に改良を進め、パブリックなデータを用いた「Open 光源氏 AI」を他施設でも公開するなど、最先端技術で古典の魅力を広げていきます。
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