「住宅購入は安くなるまで待ったほうがいい」と言う人が見落としている致命的な3つの視点とは
ダイヤモンドオンライン2024年4月17日(水)6時0分
「住宅購入は安くなるまで待ったほうがいい」と言う人が見落としている致命的な3つの視点とは
近年、日本には不動産バブルが到来している。加えてマイナス金利の解除も決定し、「そろそろ家を買おうと思っていたけど」と考えていたが、「今はタイミングじゃないのでは?」と不安に感じている人も多いのではないだろうか。そんな住宅購入を不安に感じる人の悩みを解決ためにこの春『本当に家を買っても大丈夫か?と思ったら読む 住宅購入の思考法』が発刊される。本記事では発刊に先立ち、本文の一部を抜粋、一部再編集してお届けする。
Photo: Adobe Stock
「住宅購入は安くなるまで待ったほうがいい」は本当なのか
早速ですが、次の3つの選択肢のなかで40年後の資産形成として最も優れているのはどれでしょうか。
1.賃料16万円の家に賃貸で住み続ける
2.5000万円の中古マンションを購入し、月々支払い総額16.5万円程度で住む(ローンと管理費等。年額の固定資産税は12ヵ月に等分)
3.いま不動産価格は高いと聞くので、5年後に5%価格が下がったら買う
細かいことがわからないと決めようがないという方のために次に前提を示します。また、「どう考えてよいかわからない」という方は直感で構いません。
前提
・住宅ローン金利は1%で35年固定、元利均等払いとする(2024年3月現在の最安金利は変動金利で0.29%、35年固定金利で1.4%程度)
・住宅ローン控除額は2024年時のものを採用(今回のケースでは、14万円控除×10年)
・不動産市況は変化しないとし、物件の価値は年間でマイナス1.5%減っていく
・管理費・修繕積立金・固定資産税は年間35万円で固定
・物件購入諸費用は7%と一般的な金額がかかる
・賃貸は24ヵ月ごとに、1ヵ月分の更新料が発生
・購入は、10年に1度、100万円分のリフォームを実施
・住宅ローン金利は1%で35年固定、元利均等払いとする(2024年3月現在の最安金利は変動金利で0.29%、35年固定金利で1.4%程度)
・住宅ローン控除額は2024年時のものを採用(今回のケースでは、14万円控除×10年)
・不動産市況は変化しないとし、物件の価値は年間でマイナス1.5%減っていく
・管理費・修繕積立金・固定資産税は年間35万円で固定
・物件購入諸費用は7%と一般的な金額がかかる
・賃貸は24ヵ月ごとに、1ヵ月分の更新料が発生
・購入は、10年に1度、100万円分のリフォームを実施
どうでしょうか。月々の支払い金額は2番の中古マンション購入が最も高いです。加えて、5年後に5%安く家を買える3番も魅力的な選択肢な気がします。
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