【独女のたわごとvol.41】自分らしくていいじゃない!前向きに生きていく『アバウト・レイ 16歳の決断』
シネマカフェ2018年1月26日(金)21時0分
こんばんは、古山エリーです。先日の大雪にはじまり大寒波が続いておりますが、風邪やインフルにかかっていないでしょうか。ひとり暮らしで体調を崩したときは、誰も頼れる人がいない…心細くて切なくなります。せめてもの救いは、かかりつけのクリニックやコンビニがすぐ近くにあること──って言うと、なんとも寂しい女に聞こえますが、身体が弱っているときは本当にそれが救い、有難いことなんです。大寒波真っ只中の今宵もたわごとお付き合いくださいませ。
相変わらずコレといった趣味はなく淡々と日々を過ごしていますが、楽しみはあります。少し前に、ものすごく自分好みの洋服がセレクトされた古着屋を見つけまして。1950~70年代のメイドインジャパンの古着がメイン。レトロ好きにとっては、たまらない空間です。
何度か通っているうちにお店の人と話をするようになって教えてもらったのですが、1950~70年代は既製品ももちろんありましたが、仕立てていた人も多かった時代。オーダーメイドで作ったけれど、よそ行きだったからあまり着なかったのか、お金持ちの人が作ったまま忘れていたのか──とにかく状態のいいビンテージの洋服が揃っている。縫製がとても丁寧で美しく、日本人の手仕事に惚れ惚れします。
基本どれも1点ものなので、その日にどんな洋服と出会えるのかは運命のようなもの。もちろん何も買わずに帰ることもありますが、今日はどんな洋服と出会えるかなというワクワク感、出会ったときの運命感、たまりません(それを恋愛にも活かしてください、自分…)。洋服は女性らしくても中身は四十路のオッサンと化しつつあることが(かなり)心配ですが、まあそれも私らしさです。
自分らしさと言えば、『アバウト・レイ 16歳の決断』というとても素敵な映画と出会いました。身体は女の子、心は男の子として生まれたレイ(エル・ファニング)が主人公です。
16歳になったレイは、心も身体も男の子になるためにホルモン治療をして、晴れて男の子になったら新しい学校に転校して、本物の人生を始めたい──と思っているのですが、周りの大人たちがなかなかどうして、受け止めることができない。治療のためには、両親のサインが必要なのですが、母親のマギー(ナオミ・ワッツ)はシングルマザー、父親のサインも必要で過去と向きあうことに。
一緒に暮らしているマギーの母親、レイのおばあちゃんのドリー(スーザン・サランドン)はレズビアンでパートナーと暮らしていますが、「レズビアン(同性を愛すること)と何が違うの?」と、理解してもらえそうで難しい。そんな3世代の家族のなかで、レイが自分らしく生きていく姿が描かれる感動作です。
この映画の何が素敵かって、レイの強い意志と、母マギーの愛情と、娘と孫を温かく見守る(ときどき話をややこしくするけれど…)おばあちゃんのドリー、みんな悩みながらも自分らしく生きようと一生懸命なところです。ユーモアもある! 彼氏が欲しいとか、結婚できないとか、ぐずぐず愚痴をこぼし続けている四十路の自分が情けなくなるほど、彼らは魅力的。特にレイには、自分自身に正直に生きることを教えてもらいました。
というわけで、独身だっていいじゃなーい! 自分らしくていいじゃなーい! と、開き直っております(影響され方がどうも間違っているような…)。そして気づけば、もうすぐバレンタインデー! 気になる人に(誰に?)渡せるように、デパ地下へGO! 自分へのご褒美チョコも忘れずに買おうと思います。今宵はここまで、また次回。(text:Elie Furuyama)
相変わらずコレといった趣味はなく淡々と日々を過ごしていますが、楽しみはあります。少し前に、ものすごく自分好みの洋服がセレクトされた古着屋を見つけまして。1950~70年代のメイドインジャパンの古着がメイン。レトロ好きにとっては、たまらない空間です。
何度か通っているうちにお店の人と話をするようになって教えてもらったのですが、1950~70年代は既製品ももちろんありましたが、仕立てていた人も多かった時代。オーダーメイドで作ったけれど、よそ行きだったからあまり着なかったのか、お金持ちの人が作ったまま忘れていたのか──とにかく状態のいいビンテージの洋服が揃っている。縫製がとても丁寧で美しく、日本人の手仕事に惚れ惚れします。
基本どれも1点ものなので、その日にどんな洋服と出会えるのかは運命のようなもの。もちろん何も買わずに帰ることもありますが、今日はどんな洋服と出会えるかなというワクワク感、出会ったときの運命感、たまりません(それを恋愛にも活かしてください、自分…)。洋服は女性らしくても中身は四十路のオッサンと化しつつあることが(かなり)心配ですが、まあそれも私らしさです。
自分らしさと言えば、『アバウト・レイ 16歳の決断』というとても素敵な映画と出会いました。身体は女の子、心は男の子として生まれたレイ(エル・ファニング)が主人公です。
16歳になったレイは、心も身体も男の子になるためにホルモン治療をして、晴れて男の子になったら新しい学校に転校して、本物の人生を始めたい──と思っているのですが、周りの大人たちがなかなかどうして、受け止めることができない。治療のためには、両親のサインが必要なのですが、母親のマギー(ナオミ・ワッツ)はシングルマザー、父親のサインも必要で過去と向きあうことに。
一緒に暮らしているマギーの母親、レイのおばあちゃんのドリー(スーザン・サランドン)はレズビアンでパートナーと暮らしていますが、「レズビアン(同性を愛すること)と何が違うの?」と、理解してもらえそうで難しい。そんな3世代の家族のなかで、レイが自分らしく生きていく姿が描かれる感動作です。
この映画の何が素敵かって、レイの強い意志と、母マギーの愛情と、娘と孫を温かく見守る(ときどき話をややこしくするけれど…)おばあちゃんのドリー、みんな悩みながらも自分らしく生きようと一生懸命なところです。ユーモアもある! 彼氏が欲しいとか、結婚できないとか、ぐずぐず愚痴をこぼし続けている四十路の自分が情けなくなるほど、彼らは魅力的。特にレイには、自分自身に正直に生きることを教えてもらいました。
というわけで、独身だっていいじゃなーい! 自分らしくていいじゃなーい! と、開き直っております(影響され方がどうも間違っているような…)。そして気づけば、もうすぐバレンタインデー! 気になる人に(誰に?)渡せるように、デパ地下へGO! 自分へのご褒美チョコも忘れずに買おうと思います。今宵はここまで、また次回。(text:Elie Furuyama)
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