『私ときどきレッサーパンダ』が贈るメッセージ「大丈夫。あなたはちゃんと大人になれる」
シネマカフェ2022年3月21日(月)16時0分
“ときどきレッサーパンダになってしまう”女の子を描いた、ディズニー&ピクサー最新作『私ときどきレッサーパンダ』。Disney+(ディズニープラス)にて独占配信を迎えると、「今までのピクサー作品に革命を起こした」「ここ最近のピクサー映画で1番好きかもしれない」と大絶賛の声が続出。
「面白くて沢山笑った!」といった声も多くある中、同時に思春期ど真ん中の主人公・メイの成長の姿に「何度も泣けた」という声も多く、話題となっている。監督を務めたドミー・シーとプロデューサーのリンジー・コリンズはメイのような思春期の成長について、「成長する過程はスムーズではないけど、大丈夫。あなたはちゃんと大人になれる」「思春期は人生において大きく進化できる成長の時だから大丈夫」と、作品に込めたメッセージを語っている。
母親の前での“真面目で頑張り屋ないい子”と、友達の前での“好きなことに夢中な等身大の女の子”、そんな主人公のメイが、ある日の出来事をきっかけに感情をコントロールできなくなってしまい、モフモフのレッサーパンダに変身してしまう。そんなイマジネーション溢れる世界観が描かれながらも、「メイちゃんの気持ちがわかりすぎる」「思春期を通った人間なら誰もが共感できる話」と多くの共感を呼んでいる。
ドミー監督は「この映画を通じてティーンのみなさんに伝えたいのは、成長する過程はスムーズではないということ。いつも薔薇色で楽しいわけじゃなく、居心地が悪いとか恥ずかしい思いをすることもある。時には、怖いこともある。でも、大丈夫。あなたはちゃんとそれらを経て、大人になれる。大人の世界はこれまでとは違く、愛してきたものを捨てなくてはいけないかもしれない。でも大丈夫だから。それがティーンの観客に伝わることを願っている」と、メイを通して描いた思春期の成長についての想いを語る。
また、リンジーは「思春期を経験することで最悪なことの一つは、どれほど孤独に感じるか、ということだと思う。なぜなら、それはとても異質なことで、あまりに突然やってくるし、コントロールが効かない。あなたは、あなた自身の専門家であるはずなのに、とても当惑して、奇妙で、不調だと感じられる」と、本作でも描かれる思春期独特の心境について説明する。
そして「私はそんな時に、『あなただけじゃなく、みんながそういうふうに感じるもの。前にそう感じたか、これからそう感じるか、今そう感じているか。それはすごく普通のことで、大人になることの一部。人生において大きく進化できる成長のときで、本当に大丈夫なのよ』と言う。だから、この映画がそういうものを払い除けることになればいいなと思う。そしてそんな人たちが、癒しのために見てくれればいいなと思う」と、本作に込めた熱い想いと、メイと同じく思春期を迎える人に向けてメッセージを贈った。
ドミーとリンジーの込めた想いによって、笑える部分もありつつ胸を打つ“泣ける映画”として反響を呼んでいる本作。「本当の自分らしさとは?」と悩みながらも自分自身、そして家族とも向き合おうとするメイの姿にきっと私たちは、“明日は自分をもっと好きになれる”と勇気と元気をもらえるだろう。
『私ときどきレッサーパンダ』はディズニープラスにて見放題独占配信中。
「面白くて沢山笑った!」といった声も多くある中、同時に思春期ど真ん中の主人公・メイの成長の姿に「何度も泣けた」という声も多く、話題となっている。監督を務めたドミー・シーとプロデューサーのリンジー・コリンズはメイのような思春期の成長について、「成長する過程はスムーズではないけど、大丈夫。あなたはちゃんと大人になれる」「思春期は人生において大きく進化できる成長の時だから大丈夫」と、作品に込めたメッセージを語っている。
母親の前での“真面目で頑張り屋ないい子”と、友達の前での“好きなことに夢中な等身大の女の子”、そんな主人公のメイが、ある日の出来事をきっかけに感情をコントロールできなくなってしまい、モフモフのレッサーパンダに変身してしまう。そんなイマジネーション溢れる世界観が描かれながらも、「メイちゃんの気持ちがわかりすぎる」「思春期を通った人間なら誰もが共感できる話」と多くの共感を呼んでいる。
ドミー監督は「この映画を通じてティーンのみなさんに伝えたいのは、成長する過程はスムーズではないということ。いつも薔薇色で楽しいわけじゃなく、居心地が悪いとか恥ずかしい思いをすることもある。時には、怖いこともある。でも、大丈夫。あなたはちゃんとそれらを経て、大人になれる。大人の世界はこれまでとは違く、愛してきたものを捨てなくてはいけないかもしれない。でも大丈夫だから。それがティーンの観客に伝わることを願っている」と、メイを通して描いた思春期の成長についての想いを語る。
また、リンジーは「思春期を経験することで最悪なことの一つは、どれほど孤独に感じるか、ということだと思う。なぜなら、それはとても異質なことで、あまりに突然やってくるし、コントロールが効かない。あなたは、あなた自身の専門家であるはずなのに、とても当惑して、奇妙で、不調だと感じられる」と、本作でも描かれる思春期独特の心境について説明する。
そして「私はそんな時に、『あなただけじゃなく、みんながそういうふうに感じるもの。前にそう感じたか、これからそう感じるか、今そう感じているか。それはすごく普通のことで、大人になることの一部。人生において大きく進化できる成長のときで、本当に大丈夫なのよ』と言う。だから、この映画がそういうものを払い除けることになればいいなと思う。そしてそんな人たちが、癒しのために見てくれればいいなと思う」と、本作に込めた熱い想いと、メイと同じく思春期を迎える人に向けてメッセージを贈った。
ドミーとリンジーの込めた想いによって、笑える部分もありつつ胸を打つ“泣ける映画”として反響を呼んでいる本作。「本当の自分らしさとは?」と悩みながらも自分自身、そして家族とも向き合おうとするメイの姿にきっと私たちは、“明日は自分をもっと好きになれる”と勇気と元気をもらえるだろう。
『私ときどきレッサーパンダ』はディズニープラスにて見放題独占配信中。
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