お菓子が食べたくなるのはなぜ?どうしても食べたい時の対処法は?プロが教える、コンビニで買うべき太らないお菓子とは
実は、お菓子を食べたくなる理由のひとつに、「水分不足」があります(写真提供:Photo AC)
2019年に実施された厚生労働省の「国民健康・栄養調査」によると、週に1回以上、持ち帰りの弁当や惣菜を利用している20歳以上の男女の割合は、それぞれ40%以上だそう。ビバランスダイエット協会代表理事の齋藤好美さんは、忙しい主婦でも簡単に取り入れられる「コンビニ3品ダイエット」というダイエット食事法を考案しました。今回は、齋藤さんに「ダイエットを続けるコツ」を紹介していただきます。
* * * * * * *
続けるコツ(1)
お菓子を食べたくなったら、温かい飲み物を飲む
実は、お菓子を食べたくなる理由のひとつに、「水分不足」があります。
コーヒーばかり飲んでいて水を飲んでいない、出かけていて水分補給のタイミングがなかった、忙しくて水分をとるのを忘れている……というときは、水分不足の状態を、「何か食べたい」という欲求と混同することがあります。
そこで、一旦ノンカフェインの温かい飲み物を飲んで、様子を見ましょう。それだけで、気持ちが落ち着いたり、食欲が落ち着いたりします。
一方で、普段から「お菓子を食べる」ことと「コーヒーを飲む」ことがセットで習慣化している方は、コーヒーを飲むだけでお菓子を食べたくなる……ということも。
そういった場合は、コーヒーから紅茶に変える、もしくはハーブティーにするなど、飲み物に変化をつけて「お菓子習慣」を崩すのもいいかもしれません。
続けるコツ(2)
お菓子の食べ癖があるなら、別の行動をとってみる
決まった時間にお菓子が食べたくなる、食後に必ずお菓子を食べたくなる……という場合は、「お菓子の食べ癖」がついているかもしれません。
そんな方は、「食べたくなったらお菓子にすぐに手を出す」というのをやめて、間に何か別の行動を入れてみてください。
たとえば、食べたくなったら、身の回りのものを15分だけ片付けてみる、本棚や食器棚を片付けてみる、といった見た目に変化のあることをする。
もしくは、マニキュアをして、手がしばらく使えないようにしてみる、ペットと遊ぶ、15分だけ本を読んでみる……などでも構いません。
お菓子と関係のない行動をとり、いつものルーティーンを崩すことで、食欲が抑えられます。
続けるコツ(3)
どうしてもお菓子が食べたいなら、これを食べる
ダイエット中とはいえ、我慢しすぎるとドカ食いしてしまって、結局ダイエットが振り出しに戻るということになりかねません。そのため、スイーツは適度に楽しんで、気持ちを満たしながらダイエットするのもひとつの手です。
今までは毎日食べていたとしたら、1週間に1日だけスイーツ休日をつくることからスタートしてもOK。
もし、どうしてもスイーツが食べたくなったら、まずは代用品を食べてから、と様子を見ましょう。
たとえばバナナ、りんご、キウイなどの果物ならコンビニでも手軽に手に入ります。他にもコンビニで手に入るものとしては、ヨーグルト、チーズ、牛乳などの乳製品、干し芋、野菜スティックなどの食物繊維、豆乳、ゆで卵、卵焼きなどのタンパク質がおすすめです。
どうしてもスイーツが食べたくなったら、まずは代用品を食べてから(写真提供:Photo AC)
・お菓子が食べたくなったら、これを食べてみて!
(1)バナナ、りんご、キウイなどの果物
(2)ヨーグルト、チーズ、牛乳などの乳製品
(3)干し芋、野菜スティックなどの食物繊維
(4)豆乳、ゆで卵、卵焼きなどのタンパク質
続けるコツ(4)
お菓子は「食べる」を意識して食べる
お菓子を食べたくなる原因には、ストレスや寝不足もあります。
ストレスを感じているなら気分転換できる方法を探すこと、寝不足と感じたらゆっくり寝る時間をとることが必要ですが、それでもお菓子が食べたいときは、お昼以降〜夕方までに食べるようにしてみてください。
そして、なんでもいいから食べるのではなく、「食べたいもの」を食べる準備をして、「食べる」ことを意識してみてください。
たとえば、温かいお茶を淹れたりお菓子もきちんとお皿に出したり。準備段階から、ご褒美の時間として意識して、おざなりな食べ方をしないようにしましょう。
「まあ、いいか」と後先構わず、なんでもいいから口にすると、満足度も上がらず、食べたことも忘れてしまいますよ。
・低脂質で比較的カロリー控えめなおすすめスイーツベスト3
1位 カスタードシュークリーム
2位 チーズケーキ
3位 フルーツ入りゼリー
シュークリームは生クリームではなく、カスタードクリームのものが脂肪分も少ないためおすすめ。チーズケーキも、生クリームのケーキに比べて糖質が少ないです。
糖質が少なめのほうが血糖値が急激に上がりにくいです。また、タンパク質が入っているものを選ぶと腹持ちもいいので、満足度もありダイエット向きと言えます。
人工甘味料が入っているカロリーゼロのものばかりを食べるより、カロリーはあっても満足度の高いものを選ぶのがおすすめ。
人工甘味料は何を食べても同じ後味になり、また別のものが食べたくなります。
※本稿は、『カロリー気にせず食べて健康に痩せる コンビニ3品ダイエット』(かんき出版)の一部を再編集したものです。
婦人公論.jp
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