古本屋で買った「週刊少年ジャンプ1989年13号」の広告の商品を取り寄せてみた / 今週号(2024年17号)との共通点も…
ロケットニュース242024年3月26日(火)11時0分
つい先日、学士会館に宿泊した際に古書の街・神保町を散策していたら、鳥山明先生が手がけた作品やイラストを展示している書店を多く見かけた。せっかくなので記念に1冊と思い、一昔前の週刊少年ジャンプ(1989年13号)を購入。
同号では、ドラゴンボール213話「サイヤ人来たる!!」の他に、『空丸くん日本晴れ』なる鳥山明先生の読み切り作品も収録されていた。ちびっこ忍者・空丸(からまる)の活躍を描いた作品だ。記念すべき1冊と言えるだろう。
んで、今回は「1989年13号の裏表紙で見つけた広告の商品を取り寄せてみた」という内容を書くつもりだったが、今週発売の2024年17号との共通点もあったので報告したい。
・35年前の少年ジャンプ
少年ジャンプ1989年13号(3月13日号)は創刊1050号記念特大サービス号。ジャンプ黄金期と呼ばれる頃の1冊で『魁!! 男塾』『ジャングルの王者ターちゃん』『ジョジョの奇妙な冒険』『シティハンター』などといった名作の数々が連載されていた。
ドラゴンボールは、ベジータとナッパが地球に到着。挨拶がわりに東の都が破壊される回だった。「サイヤ人と対峙したピッコロと悟飯たち、対決の火蓋が切られる──」という場面で終了。当時、私も絶望的な気持ちになったことを覚えている。
・裏表紙
さて、裏表紙には「ローソンのホワイトデー」の広告が載っていた。モデルは生稲晃子さん。「彼女は、みんな、お待ちかね。恋の歯ごたえサクッとください。フレッシュでヘルシーな手作りクッキーフェイマスエイモスクッキー」とのこと。美味しそうだ。
調べたところ、フェイマスエイモスクッキーは現在もAmazonで購入可能だという。なんでもバブルの頃に日本でも流行ったチョコチップクッキーらしい。「エイモスさんのクッキー」とのこと。ステラおばさんみたいな感じなのだろうか。
当時と同じ味かどうかは不明ではあるが、実際に取り寄せて35年前の広告を眺めながら食べてみると……
ザクザクしたダイナミックな食感が、ザ・アメリカン。アメリカの煎餅ってくらいザクザクしていて楽しいし美味しい。これが生稲晃子さんの言う「恋の歯ごたえ」なのだろう。
甘くて濃厚な仕上がりがウケたはずだ。ただ、個人的には2〜3枚で十分って感じ。バブル期に青春を過ごした方にとっては当時の記憶がよみがえる味なのかもしれない。
・今週号との共通点
ジャンプの話に戻る。1989年13号の巻末コメントを確認して衝撃を受けたのだ。すべての作者が手塚治虫先生への追悼コメントを綴っていたのである。
鳥山明先生も「手塚先生の逝去はとても悲しくて残念です。先生、たくさんの夢を有難うございました……」とコメントしていた。
そして今週号の作者コメントも追悼一色。世界は天下一の漫画家を失ったのだとあらためて実感させられた。
言うまでもなく、鳥山明先生の作品も国境を越え、世界中の人にたくさんの夢を与え続けただろう。あらためて当時の作者コメントを読み返すと胸が熱くなるのだった。
参考リンク:Famous Amos Chocolate Chip Cookies
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
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同号では、ドラゴンボール213話「サイヤ人来たる!!」の他に、『空丸くん日本晴れ』なる鳥山明先生の読み切り作品も収録されていた。ちびっこ忍者・空丸(からまる)の活躍を描いた作品だ。記念すべき1冊と言えるだろう。
んで、今回は「1989年13号の裏表紙で見つけた広告の商品を取り寄せてみた」という内容を書くつもりだったが、今週発売の2024年17号との共通点もあったので報告したい。
・35年前の少年ジャンプ
少年ジャンプ1989年13号(3月13日号)は創刊1050号記念特大サービス号。ジャンプ黄金期と呼ばれる頃の1冊で『魁!! 男塾』『ジャングルの王者ターちゃん』『ジョジョの奇妙な冒険』『シティハンター』などといった名作の数々が連載されていた。
ドラゴンボールは、ベジータとナッパが地球に到着。挨拶がわりに東の都が破壊される回だった。「サイヤ人と対峙したピッコロと悟飯たち、対決の火蓋が切られる──」という場面で終了。当時、私も絶望的な気持ちになったことを覚えている。
・裏表紙
さて、裏表紙には「ローソンのホワイトデー」の広告が載っていた。モデルは生稲晃子さん。「彼女は、みんな、お待ちかね。恋の歯ごたえサクッとください。フレッシュでヘルシーな手作りクッキーフェイマスエイモスクッキー」とのこと。美味しそうだ。
調べたところ、フェイマスエイモスクッキーは現在もAmazonで購入可能だという。なんでもバブルの頃に日本でも流行ったチョコチップクッキーらしい。「エイモスさんのクッキー」とのこと。ステラおばさんみたいな感じなのだろうか。
当時と同じ味かどうかは不明ではあるが、実際に取り寄せて35年前の広告を眺めながら食べてみると……
ザクザクしたダイナミックな食感が、ザ・アメリカン。アメリカの煎餅ってくらいザクザクしていて楽しいし美味しい。これが生稲晃子さんの言う「恋の歯ごたえ」なのだろう。
甘くて濃厚な仕上がりがウケたはずだ。ただ、個人的には2〜3枚で十分って感じ。バブル期に青春を過ごした方にとっては当時の記憶がよみがえる味なのかもしれない。
・今週号との共通点
ジャンプの話に戻る。1989年13号の巻末コメントを確認して衝撃を受けたのだ。すべての作者が手塚治虫先生への追悼コメントを綴っていたのである。
鳥山明先生も「手塚先生の逝去はとても悲しくて残念です。先生、たくさんの夢を有難うございました……」とコメントしていた。
そして今週号の作者コメントも追悼一色。世界は天下一の漫画家を失ったのだとあらためて実感させられた。
言うまでもなく、鳥山明先生の作品も国境を越え、世界中の人にたくさんの夢を与え続けただろう。あらためて当時の作者コメントを読み返すと胸が熱くなるのだった。
参考リンク:Famous Amos Chocolate Chip Cookies
執筆:砂子間正貫
Photo:RocketNews24.
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