松本潤×生田斗真が教師を熱演!年齢差・禁断の恋…条件を満たす最強の恋愛映画
シネマカフェ2017年9月16日(土)8時0分
この秋は、2本の純愛映画に心奪われそうだ。それは、松本潤×有村架純が共演する『ナラタージュ』(10月7日公開)、生田斗真×広瀬すずが共演する『先生!、、、好きになってもいいですか?』(10月28日公開)の2本。前者は恋愛小説を書き続ける島本理生が20歳の若さで執筆し、「この恋愛小説がすごい!」第1位に輝いた恋愛小説の映画化。後者は『高校デビュー』『青空エール』『俺物語!!』など映画化が続く河原和音の伝説の少女コミックの映画化。原作は異なるものの、どちらも高校教師と生徒との恋愛を描いたラブストーリーであり、いくつか共通点があった。
■松本潤×生田斗真 恋愛に悩む教師の共通点
まずは、松本潤と生田斗真。ジャニーズ事務所の同世代同士としてドラマに映画に活躍しているが、主演の恋愛映画は両者とも久々となる。松本さんは『陽だまりの彼女』以来4年ぶり、生田さんは『僕等がいた 前篇・後篇』以来5年ぶり、30代となったこの2人がそれぞれのラブストーリーで、恋愛に悩む大人の男を演じているのは新鮮だ。
松本さんが演じるのは葉山先生。『花より男子ファイナル』などで見せてきた情熱的な青年とは一変、今回はある出来事によって自ら十字架を背負い、そして有村さんの演じる泉との許されない恋愛をする。「嵐」のメンバーとして見せるあのキラキラしたオーラを封印し演じる葉山先生に驚くだろう。一方、伊藤先生を演じる生田さんは、ボサボサ頭でめったに笑わないけれど、ふとした瞬間に広瀬さんの演じる響に向ける優しい眼差しが印象的だ。葉山先生も伊藤先生も、決してテンションの高い先生ではないが、抑えてもなお滲み出てくる大人の色気に観客は恋をしてしまうだろう。また、両者ともメガネ姿、担当は社会科、生徒思いの先生であることも共通点だ。
■有村架純×広瀬すず ヒロインは初体験づくし
彼らに恋をするヒロインを演じるのは、有村架純と広瀬すず。泉を演じる有村さんは『ストロボ・エッジ』など恋愛映画の経験はあるが、本格的なラブシーンは今回が初となる。予告映像にもあるシャワーシーンをはじめ、激しくも美しいシーンに挑んでいる。そして広瀬さんは本格的なラブストーリー初挑戦、恋することに戸惑いながらも一生懸命な女子高生を演じている。松本さんと有村さん、生田さんと広瀬さん、どちらの組合せもお似合いだ。
■恋愛映画に必要な条件は?
恋愛は2人の間に障害があったり、次から次へと試練が舞い込んだりすることによって盛り上がるもので、年齢差もそのひとつと言える。過去の恋愛映画やドラマ──たとえば、映画『近キョリ恋愛』『天使の恋』『娚の一生』、ドラマ「高校教師」「魔女の条件」なども年齢差のある男女の恋を描いている。もちろん『ナラタージュ』と『先生!』も、その条件を満たす映画だが、この2作は年齢差に加えて教師と生徒という壁があり、年齢差・禁断の恋・純愛が揃ったラブストーリー、ある意味最強だ。
『ナラタージュ』の監督をつとめるのは『世界の中心で、愛をさけぶ』『春の雪』『ピンクとグレー』などで知られる行定勲監督、『先生!』は『僕等がいた 前篇・後篇』『陽だまりの彼女』『アオハライド』を代表作に持つ三木孝浩監督、どちらも恋愛映画の名手、青春ラブストーリーの名手と言われている監督だ。この2人の監督にも実は繋がりがある。行定監督作品『クローズド・ノート』のメイキングを担当したのが、長編監督デビューする前の三木だった。同じ時期に共通点のある恋愛映画が公開となるというのも何かの縁なのかもしれない。
■恋愛映画の名手はロケーションへのこだわりも
行定監督と三木監督がそれぞれの映画のロケーションとして選んだのは地方都市。『ナラタージュ』は富山、『先生!』は岡山で撮影。東京ではない情緒ある都市の街並が何とも美しく、主人公たちの恋愛をより感動的に映し出している。そして富山と岡山、街は異なるが、偶然にも両監督がロケーションに求めたのは「路面電車の走っている街」であることだった。そんな共通点があるのも興味深い。
『ナラタージュ』と『先生!』、描かれる恋愛の物語は違っても、恋することでしか感じられないさまざまな感情に心を揺さぶられる。この秋は、そんな2本の恋愛映画を見比べて、恋愛についてじっくり考えてみるのもいい。見逃せない2本だ。(text:Rie Shintani)
■松本潤×生田斗真 恋愛に悩む教師の共通点
まずは、松本潤と生田斗真。ジャニーズ事務所の同世代同士としてドラマに映画に活躍しているが、主演の恋愛映画は両者とも久々となる。松本さんは『陽だまりの彼女』以来4年ぶり、生田さんは『僕等がいた 前篇・後篇』以来5年ぶり、30代となったこの2人がそれぞれのラブストーリーで、恋愛に悩む大人の男を演じているのは新鮮だ。
松本さんが演じるのは葉山先生。『花より男子ファイナル』などで見せてきた情熱的な青年とは一変、今回はある出来事によって自ら十字架を背負い、そして有村さんの演じる泉との許されない恋愛をする。「嵐」のメンバーとして見せるあのキラキラしたオーラを封印し演じる葉山先生に驚くだろう。一方、伊藤先生を演じる生田さんは、ボサボサ頭でめったに笑わないけれど、ふとした瞬間に広瀬さんの演じる響に向ける優しい眼差しが印象的だ。葉山先生も伊藤先生も、決してテンションの高い先生ではないが、抑えてもなお滲み出てくる大人の色気に観客は恋をしてしまうだろう。また、両者ともメガネ姿、担当は社会科、生徒思いの先生であることも共通点だ。
■有村架純×広瀬すず ヒロインは初体験づくし
彼らに恋をするヒロインを演じるのは、有村架純と広瀬すず。泉を演じる有村さんは『ストロボ・エッジ』など恋愛映画の経験はあるが、本格的なラブシーンは今回が初となる。予告映像にもあるシャワーシーンをはじめ、激しくも美しいシーンに挑んでいる。そして広瀬さんは本格的なラブストーリー初挑戦、恋することに戸惑いながらも一生懸命な女子高生を演じている。松本さんと有村さん、生田さんと広瀬さん、どちらの組合せもお似合いだ。
■恋愛映画に必要な条件は?
恋愛は2人の間に障害があったり、次から次へと試練が舞い込んだりすることによって盛り上がるもので、年齢差もそのひとつと言える。過去の恋愛映画やドラマ──たとえば、映画『近キョリ恋愛』『天使の恋』『娚の一生』、ドラマ「高校教師」「魔女の条件」なども年齢差のある男女の恋を描いている。もちろん『ナラタージュ』と『先生!』も、その条件を満たす映画だが、この2作は年齢差に加えて教師と生徒という壁があり、年齢差・禁断の恋・純愛が揃ったラブストーリー、ある意味最強だ。
『ナラタージュ』の監督をつとめるのは『世界の中心で、愛をさけぶ』『春の雪』『ピンクとグレー』などで知られる行定勲監督、『先生!』は『僕等がいた 前篇・後篇』『陽だまりの彼女』『アオハライド』を代表作に持つ三木孝浩監督、どちらも恋愛映画の名手、青春ラブストーリーの名手と言われている監督だ。この2人の監督にも実は繋がりがある。行定監督作品『クローズド・ノート』のメイキングを担当したのが、長編監督デビューする前の三木だった。同じ時期に共通点のある恋愛映画が公開となるというのも何かの縁なのかもしれない。
■恋愛映画の名手はロケーションへのこだわりも
行定監督と三木監督がそれぞれの映画のロケーションとして選んだのは地方都市。『ナラタージュ』は富山、『先生!』は岡山で撮影。東京ではない情緒ある都市の街並が何とも美しく、主人公たちの恋愛をより感動的に映し出している。そして富山と岡山、街は異なるが、偶然にも両監督がロケーションに求めたのは「路面電車の走っている街」であることだった。そんな共通点があるのも興味深い。
『ナラタージュ』と『先生!』、描かれる恋愛の物語は違っても、恋することでしか感じられないさまざまな感情に心を揺さぶられる。この秋は、そんな2本の恋愛映画を見比べて、恋愛についてじっくり考えてみるのもいい。見逃せない2本だ。(text:Rie Shintani)
Copyright (c) 2017 IID, Inc. All rights reserved.
「教師」をもっと詳しく
「教師」のニュース
-
家庭教師マッチングサービス「スマートレーダー」、2024年春の入試合格実績と合格者の声を発表5月23日16時46分
-
駐在家庭の受験の味方、オンライン家庭教師が海外の教育インフラに5月23日12時16分
-
女性の下着盗撮、同僚教師に抱きつき、児童に暴力など 東京都が7人の教師を懲戒処分に...5月23日7時0分
-
磨け、授業力。MOVE ACTION5月22日10時16分
-
中学校で盗難事件が頻発…隠し撮りした映像で“犯人探し”した若い女性教師が追い込まれる 「ありふれた教室」を採点!5月20日18時0分
-
「あなたとする夢を見た」と誘い…教え子と性的関係を持った高校教師に実刑13年の判決5月20日17時45分
-
名門会がどこよりも早く『夏期特別講習会』を5月からスタート 〜指導経験豊富な社会人プロ教師による完全1対1個別指導で、合格をより確実に!〜5月17日18時46分
-
『リボーン』獄寺の眼鏡姿&スクアーロのポニテにキュン!“燕尾服”テーマのポップアップショップ開催5月17日15時23分
-
【全国日本語教師養成協議会】第18回全養協日本語教師採用合同説明会を開催します(参加申込受付中)5月16日17時16分
-
悪夢は「妻が逮捕された日」から始まった。現役教師が性暴力の罪と闇に挑んだ問題作『いっそこの手で殺せたら』その衝撃中身とは?5月16日14時16分