リム・カーワイ監督が全国のミニシアターを訪れる『ディス・マジック・モーメント』11月公開決
シネマカフェ2023年10月2日(月)16時0分
『あなたの微笑み』のリム・カーワイ監督が全国のミニシアターを巡るドキュメンタリー『ディス・マジック・モーメント』が11月25日(土)より公開されることが決定。メインビジュアルと場面写真が解禁され、コメントも到着した。
大阪を拠点に、香港、中国、バルカン半島などで映画を製作し、どこにも属さず彷徨う“シネマドリフター(映画流れ者)”を自称するリム・カーワイ監督。2022年、コロナ禍のミニシアターを行脚したロードムービー『あなたの微笑み』の公開を前に、舞台となったミニシアターに次々と困難が降りかかっていった。ついに自身の本拠地でもある大阪のテアトル梅田が9月に閉館が決まり、居ても立っても居られなくなったリム監督。自らインタビュアーとなって、ミニシアターを駆け巡ることになる。
日本は、世界でも有数の“独立系ミニシアター大国”。家族経営、クリーニング店兼映画館、市民がつくる映画館、文化財として観光名所になった映画館…と、一概に“ミニシアター”と言っても、その成り立ちや経営は多種多様。共通するのは“映画が好き” “映画館が好き”という思いだった。ミニシアターを訪ね、劇場を支える人たちの思いに耳を傾け、見えてきたものとは?
解禁されたメインビジュアルでは、御成座の映写室、客席に佇むリム・カーワイ監督と、リム監督が映画監督を目指すきっかけのひとつになったシネ・ヌーヴォのスクリーンが印象的に切り取られている。本編には、この二館のほかにも、解体が決まった沖縄に現存する最古の映画館、首里劇場の解体前の最後の姿や、再開が決まった小倉昭和館の再建前の跡地など、貴重な映像も収められている。
さらに、公開に際し、リム・カーワイ監督から公開に寄せるコメントと、映画監督の深田晃司監督、シネマテークたかさき総支配人の志尾睦子から絶賛コメントが到着した。
◆リム・カーワイ(監督)コメント
私はマレーシア出身、大阪を拠点に活動している映画監督です。
1994年、大阪大学に留学してはじめて訪れた映画館であるテアトル梅田が、2022年9月に閉館しました。テアトル梅田はメジャー映画ではなく、世界各国のアートハウスの映画を積極的に上映するミニシアターでした。日本にはこうしたミニシアターが数多くあり、私は日本のミニシアターで浴びるように映画を観ました。大学4年生の時にシネ・ヌーヴォで原一男監督のワークショップ「シネマ塾」に参加し、映画監督を目指しました。
ミニシアターが、私の映画監督人生をはじめるきっかけをくれたのです。
11作目となる『This Magic Moment』は、全国のミニシアター22館を巡った、自身初のドキュメンタリー作品です。前作『あなたの微笑み』(22)では、売れない自主映画監督“世界の渡辺”が全国のミニシアターを巡りました。今度は私が全国22館のミニシアターを巡り、スクリーンに映し出される“魔法の瞬間”に魅せられた人たちの声を集めてみました。
◆深田晃司(映画監督)コメント
まるでスクリーンの神様が映画館に生きる人々を見守っているかのような不思議な時間だった。
映画ファンのひとりとして貴重な記録を残したリムさんの新たな旅路に感謝します。
この映画を決してノスタルジーにしてはならない、と強く思いました。
◆志尾睦子(シネマテークたかさき総支配人)コメント ※本作にも出演
『ディス・マジック・モーメント』には、映画館のいまここが映っている。私もだけれど、他の劇場の方々の顔が見えて、その劇場の空気が映っている。観ていると、この作品でカメラを向けられていない劇場仲間たちの姿まで、浮かび上がって来た。
『ディス・マジック・モーメント』は11月25日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。
大阪を拠点に、香港、中国、バルカン半島などで映画を製作し、どこにも属さず彷徨う“シネマドリフター(映画流れ者)”を自称するリム・カーワイ監督。2022年、コロナ禍のミニシアターを行脚したロードムービー『あなたの微笑み』の公開を前に、舞台となったミニシアターに次々と困難が降りかかっていった。ついに自身の本拠地でもある大阪のテアトル梅田が9月に閉館が決まり、居ても立っても居られなくなったリム監督。自らインタビュアーとなって、ミニシアターを駆け巡ることになる。
日本は、世界でも有数の“独立系ミニシアター大国”。家族経営、クリーニング店兼映画館、市民がつくる映画館、文化財として観光名所になった映画館…と、一概に“ミニシアター”と言っても、その成り立ちや経営は多種多様。共通するのは“映画が好き” “映画館が好き”という思いだった。ミニシアターを訪ね、劇場を支える人たちの思いに耳を傾け、見えてきたものとは?
解禁されたメインビジュアルでは、御成座の映写室、客席に佇むリム・カーワイ監督と、リム監督が映画監督を目指すきっかけのひとつになったシネ・ヌーヴォのスクリーンが印象的に切り取られている。本編には、この二館のほかにも、解体が決まった沖縄に現存する最古の映画館、首里劇場の解体前の最後の姿や、再開が決まった小倉昭和館の再建前の跡地など、貴重な映像も収められている。
さらに、公開に際し、リム・カーワイ監督から公開に寄せるコメントと、映画監督の深田晃司監督、シネマテークたかさき総支配人の志尾睦子から絶賛コメントが到着した。
◆リム・カーワイ(監督)コメント
私はマレーシア出身、大阪を拠点に活動している映画監督です。
1994年、大阪大学に留学してはじめて訪れた映画館であるテアトル梅田が、2022年9月に閉館しました。テアトル梅田はメジャー映画ではなく、世界各国のアートハウスの映画を積極的に上映するミニシアターでした。日本にはこうしたミニシアターが数多くあり、私は日本のミニシアターで浴びるように映画を観ました。大学4年生の時にシネ・ヌーヴォで原一男監督のワークショップ「シネマ塾」に参加し、映画監督を目指しました。
ミニシアターが、私の映画監督人生をはじめるきっかけをくれたのです。
11作目となる『This Magic Moment』は、全国のミニシアター22館を巡った、自身初のドキュメンタリー作品です。前作『あなたの微笑み』(22)では、売れない自主映画監督“世界の渡辺”が全国のミニシアターを巡りました。今度は私が全国22館のミニシアターを巡り、スクリーンに映し出される“魔法の瞬間”に魅せられた人たちの声を集めてみました。
◆深田晃司(映画監督)コメント
まるでスクリーンの神様が映画館に生きる人々を見守っているかのような不思議な時間だった。
映画ファンのひとりとして貴重な記録を残したリムさんの新たな旅路に感謝します。
この映画を決してノスタルジーにしてはならない、と強く思いました。
◆志尾睦子(シネマテークたかさき総支配人)コメント ※本作にも出演
『ディス・マジック・モーメント』には、映画館のいまここが映っている。私もだけれど、他の劇場の方々の顔が見えて、その劇場の空気が映っている。観ていると、この作品でカメラを向けられていない劇場仲間たちの姿まで、浮かび上がって来た。
『ディス・マジック・モーメント』は11月25日(土)よりシアター・イメージフォーラムほか全国にて順次公開。
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