ダコタ・ジョンソンの立ち振る舞いは「とても感動的」『Our Friend』原作者コメント到着
シネマカフェ2021年10月17日(日)16時0分
2015年に「Esquire」誌に掲載され全米雑誌大賞を受賞したエッセーを、ケイシー・アフレック、ダコタ・ジョンソン、ジェイソン・シーゲルの共演で映画化した『Our Friend/アワー・フレンド』。この度、原作者マシュー・ティーグからキャスト陣へのインタビューコメントが到着した。
実体験を正直なまでに、そして斬新な切り口で綴られたマシューのエッセーが大反響を呼び、映画化された本作。「方々から映画化の話が舞い込んできたけど、はじめは『自分だけのものにしておきたい』と思っていた」というマシューだが、プロデューサーの並々ならぬ熱い思いを伝えられてから数年が経ち、ついにプロジェクトが動き出す。誰よりも愛した妻と、誰よりも理解をしてくれた大切な友人には、それぞれダコタ・ジョンソンと、ジェイソン・シーゲルが起用された。
映し出される物語は実直でとてもパーソナル、親密なものだが、自身の体験が映画化されることをどのように受け止め、感じたのか。実際に生活をしているアラバマ州・フェアホープで敢行された撮影現場にも訪れ、その製作過程を目にした原作者マシュー本人に聞いた。
「ジェイソン・シーゲルの起用は見事だと思いました。というのも、彼はデインにとてもよく似ているから(笑)。二人ともユーモアがすごくあって、でもそれは決して人を傷つけたりするようなものじゃない。とても温かくて、思いやりのある人たちです。ジェイソンを見ていると、『デインならこうするよな』と思うことが何度もありました。それはジェイソンのスキル、ちょっとした瞬間のかけがえのなさを見せてくれるガブリエラ(・カウパースウェイト)監督の演出に加え、ブラッド・イングルズビーの脚本が大きかったと思います。ブラッドは本当にキャラクターを見事に捉えてくれていたから」とマシュー。
「うちに住み込みを始めたデインが、掃除をしたり、娘たちのためにサンドウィッチを作ってくれたり、僕としては恥ずかしい事ですが、父親の代わりに率先して動いてくれるところは本当にそっくりでした。デインは子供たちの親ではないけど、親がやるべきことも、その狭間みたいな役割を引き受けてくれた。あのたりのシーンはすごくリアルに感じました」とふり返る。
また、ダコタについては「正直に言うと『フィフティ・シェイズ』(シリーズ)は観ていないんです」と明かす。「だからそのイメージはありませんでした。実際に会ってみると、とても温かくて、フレンドリーで、思いやりに溢れていた。彼女がこの役を演じることに安心感を覚えました。スクリーンの外でみせてくれた彼女の姿は、どんな人なのかをよく表していると思います。テイクとテイクの間にみせてくれるちょっとした芝居が面白かった」と語り、「子供たちと遊んでいたり、抱き合ったり、家の中でかくれんぼをしたり。ほんのわずかな間でも母親のような役割を果たしていた。彼女は本当に母親になり切っていてその姿をみてニコルを思い出しました。娘たちと楽しそうにしているのを見るのはとても感動的でした」と、心動かされたことを告白。
そして「ニコルが亡くなった時、死のあり方について誰からも本当のことを教わってこなかったことに気付いた。だからこの映画では、たとえ動揺するような内容であっても、正直に語ってほしいと願いました。撮影中に友人から『ニコルがみたらきっと気に入ってくれるはず』と言ってもらえて、確かにそうだと思えた。きっと彼女は自分の物語がこのようにして語り継がれ、多くの人の役に立てることできたと喜んでくれるに違いない」と本作への手応えを改めて語っていた。
『Our Friend/アワー・フレンド』は10月15日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。
実体験を正直なまでに、そして斬新な切り口で綴られたマシューのエッセーが大反響を呼び、映画化された本作。「方々から映画化の話が舞い込んできたけど、はじめは『自分だけのものにしておきたい』と思っていた」というマシューだが、プロデューサーの並々ならぬ熱い思いを伝えられてから数年が経ち、ついにプロジェクトが動き出す。誰よりも愛した妻と、誰よりも理解をしてくれた大切な友人には、それぞれダコタ・ジョンソンと、ジェイソン・シーゲルが起用された。
映し出される物語は実直でとてもパーソナル、親密なものだが、自身の体験が映画化されることをどのように受け止め、感じたのか。実際に生活をしているアラバマ州・フェアホープで敢行された撮影現場にも訪れ、その製作過程を目にした原作者マシュー本人に聞いた。
「ジェイソン・シーゲルの起用は見事だと思いました。というのも、彼はデインにとてもよく似ているから(笑)。二人ともユーモアがすごくあって、でもそれは決して人を傷つけたりするようなものじゃない。とても温かくて、思いやりのある人たちです。ジェイソンを見ていると、『デインならこうするよな』と思うことが何度もありました。それはジェイソンのスキル、ちょっとした瞬間のかけがえのなさを見せてくれるガブリエラ(・カウパースウェイト)監督の演出に加え、ブラッド・イングルズビーの脚本が大きかったと思います。ブラッドは本当にキャラクターを見事に捉えてくれていたから」とマシュー。
「うちに住み込みを始めたデインが、掃除をしたり、娘たちのためにサンドウィッチを作ってくれたり、僕としては恥ずかしい事ですが、父親の代わりに率先して動いてくれるところは本当にそっくりでした。デインは子供たちの親ではないけど、親がやるべきことも、その狭間みたいな役割を引き受けてくれた。あのたりのシーンはすごくリアルに感じました」とふり返る。
また、ダコタについては「正直に言うと『フィフティ・シェイズ』(シリーズ)は観ていないんです」と明かす。「だからそのイメージはありませんでした。実際に会ってみると、とても温かくて、フレンドリーで、思いやりに溢れていた。彼女がこの役を演じることに安心感を覚えました。スクリーンの外でみせてくれた彼女の姿は、どんな人なのかをよく表していると思います。テイクとテイクの間にみせてくれるちょっとした芝居が面白かった」と語り、「子供たちと遊んでいたり、抱き合ったり、家の中でかくれんぼをしたり。ほんのわずかな間でも母親のような役割を果たしていた。彼女は本当に母親になり切っていてその姿をみてニコルを思い出しました。娘たちと楽しそうにしているのを見るのはとても感動的でした」と、心動かされたことを告白。
そして「ニコルが亡くなった時、死のあり方について誰からも本当のことを教わってこなかったことに気付いた。だからこの映画では、たとえ動揺するような内容であっても、正直に語ってほしいと願いました。撮影中に友人から『ニコルがみたらきっと気に入ってくれるはず』と言ってもらえて、確かにそうだと思えた。きっと彼女は自分の物語がこのようにして語り継がれ、多くの人の役に立てることできたと喜んでくれるに違いない」と本作への手応えを改めて語っていた。
『Our Friend/アワー・フレンド』は10月15日(金)より新宿ピカデリー、シネスイッチ銀座ほか全国にて公開。
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