中国・丹東に北朝鮮の貨物列車…コロナ封鎖から2年ぶり
北朝鮮が新型コロナウイルスの流入防止のためとして国境を封鎖した後、24カ月ぶりに北朝鮮から中国に入った列車は20両編成の貨物列車であると伝えられた。平安北道(ピョンアンブクト)の新義州(シニジュ)と中国遼寧省丹東を結ぶ陸路貿易が2年ぶりに再開されるか注目される。
韓国デイリーNKは16日午前、在中国の情報筋を通じて、北朝鮮から入った貨物列車が丹東駅に停車している事実を確認した。
情報筋は中国公安の厳しい警戒をくぐり抜け、丹東駅付近から、貨物列車の様子をカメラに収めた。
情報筋によると、列車は同日午前9時ごろ、北朝鮮と中国を結ぶ朝中友誼橋を渡って担当に入った。情報筋が撮影した写真と映像には、白い防護服を着た人々が防疫装備を持ち、北朝鮮から入った古い貨物列車の脇を行き来する姿が捉えられている。
計20両の貨物列車は、機関車と1両の客車、そして18両の貨車両編成されている。客車には北朝鮮側の防疫要員と貿易関係者が乗っていたと見られる。
一方、貨車の一部に荷が載せられていたのか、完全なカラ荷だったのかは確認されていない。
北朝鮮と取引してきた中国の貿易業者らは、2年ぶりに北朝鮮から中国に入った貨物列車が「食糧と一部の防疫物品を載せて、すぐに朝鮮(北朝鮮)に戻るだろう」と伝えた。貨車ほとんどが食料品で満たされるというのが中国貿易業者の共通の認識だ。
一方、北朝鮮内部でも、中国との陸路貿易がすぐに再開されるとの観測が出ている。
新義州在住の情報筋は韓国デイリーNKの電話取材に対し、「今朝、中国側に列車が向かう様子を目撃した人々が多い」とし、「3、4日前から新義州でも中国行の列車が動くかもしれないという話が出たていた」と伝えた。
北朝鮮当局が防疫拠点として建設した義州(ウィジュ)の防疫施設が完成し、新義州税関も防疫と関連した準備を終えた状態だというのが情報筋の説明だ。
しかし、北朝鮮内部の貿易会社を通じて確認した結果、北朝鮮当局は最近、各貿易会社に対して具体的な貿易指針を通達していないもようだ。そのため、今回の貨物列車の運行が、陸路貿易の本格的な再開を意味するものかどうかを見極めるには、もう少し動向を見守る必要がある。
Copyright(C)DailyNKJapan 2014
「中国」をもっと詳しく
「中国」のニュース
-
中国で開発された水陸両用機AG600「鯤竜」、量産初号機が試験飛行に成功5月19日13時30分
-
「サンフレッチェ広島 ファン感謝デー2025」 7/6(日)開催!RCC中国放送「イマナマ!SP」&RCCラジオにて特別番組で生放送!5月19日13時17分
-
「名探偵コナン」毛利蘭の誕生日広告、中国全土380カ所以上に登場!ネット「偉大なる毛利蘭」5月19日13時0分
-
中国 日本やアメリカから輸入の樹脂に最大74.9%の反ダンピング関税 19日に発動5月19日12時49分
-
中国住宅、6割の都市下落 4月、低迷抜け出せず5月19日12時21分
-
中国の反ダンピング関税に反論 官房長官「損害与えていない」5月19日12時4分
-
中国の米国債保有が縮小、依然として日本1位で2位には英国が浮上—中国メディア5月19日12時0分
-
北斗システム、11の国際機関の標準システムに全面参入5月19日11時30分
-
中国製大型旅客機C919、上海-深セン便に初就航5月19日11時30分
-
中国消費5.1%増に鈍化 4月、米国と関税合戦が激化5月19日11時28分