「日本にこびている」=中国飲料メーカーのパッケージに批判―香港メディア
7日、香港メディア・香港01は、中国の飲料メーカー大手・農夫山泉が発売する緑茶飲料のパッケージが「日本にこびている」としてネット上で物議を醸していると報じた。
2024年3月7日、香港メディア・香港01は、中国の飲料メーカー大手・農夫山泉が発売する緑茶飲料のパッケージが「日本にこびている」としてネット上で物議を醸していると報じた。
記事によると、中国のSNS・微博(ウェイボー)でこのほど、あるアカウントが農夫山泉の緑茶飲料「東方樹葉」の段ボールケースやボトルラベルに日本の建築物である浅草寺の五重塔が描かれていると指摘するとともに、宣伝コピーの中で「中国の魏・晋時代を起源とする抹茶を、日本起源と説明している」として「日本にこびているのでは」という疑いをかけた。さらにコピーには「中国の茶葉が東インド会社の商船によって海を渡った」との表現があり、これは「中国にアヘンを密輸した東インド会社をホワイトウォッシュしている」とも主張した。
これらの主張に対して中国のネットユーザーからは「中国の緑茶を売るためにどうして日本の抹茶について書き、日本の建築物を使う必要があるのか」「中国ブランドが日本を宣伝するって異常じゃないか」「緑茶も抹茶も中国起源で、後になって日本に渡った。イラストが明らかに不適切」「今や日本の手先はどこにでもいる」などと同調するコメントが数多く寄せられた。
一方で「古代に行われた『文字の獄』の言論弾圧と同じ状況だ」「極端な愛国主義は早晩中国をダメにする」「そこまでセンシティブな問題ではない。そして、極端な愛国は売国行為よりひどい」など、嫌疑に反論するコメントも見られたという。
記事によると、ネット上での騒ぎに農夫山泉側が反応し、パッケージ上のイラストは日本の建築ではなく、中国の寺廟建築をイメージした芸術創作であり、ボトル上の宣伝文も「日本の茶文化の起源は中国にあること、中国の茶文化が世界各国に影響を与えていることを説明し、中国の茶文化を宣伝する内容だ」と説明した。(翻訳・編集/川尻)
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