「ちいかわ」作者の台湾表現めぐり、中国ネットで賛否
日本の人気キャラクター「ちいかわ」の作者であるイラストレーターのナガノ氏の台湾に関する表現をめぐり、中国のSNS上で賛否の声が上がっている。
日本の人気キャラクター「ちいかわ」の作者であるイラストレーターのナガノ氏の台湾に関する表現をめぐり、中国のSNS上で賛否の声が上がっている。
「ちいかわ」はこのほど中国の雑貨大手・名創優品(メイソウ)とのコラボ商品を販売し、中国でも人気が出始めている。上海市内に設置されたポップアップストアには商品を買い求めて長蛇の列ができ、中には5時間も並んだ人もいたという盛況ぶりだった。
そんな中、ナガノ氏がかつて手掛けた漫画の中の一コマで「台湾…いい国だなあ…」と記されている画像が9日、中国のSNS上で物議を醸した。中国では「台湾は中国の省の一つ」と認識されており、過去にも台湾を国扱いした企業などがボイコットされる出来事がたびたび起きている。
中国のSNS・微博(ウェイボー)では「ちいかわ作者」がトレンド上位に入り、ネットユーザーからは「台湾独立派は受け入れられない」「これがもし本当なら原則の問題だ」「もし故意でないというなら出てきて説明せよ」「沼ったばかりだったのに(涙)」「うそでしょ…日本語に詳しい人誰か説明して」といった声が上がった。
また、「正式な発表を待とう。日本語の『国』には地方という意味もある(「どちらのお国の方?」など)」との声がある一方、「現代の日本で地域を『国』と言っているのは聞いたことがない」「下手な言い訳はやめよ」などの反論も。
一方で、「ほとんどの日本人の認識では台湾は独立している。制度も意識も(中国本土と)異なるから」「多くの外国人にとって台湾、香港、マカオが中国とどういう関係にあるかなんて関心がない」「また騒ぎ出した。あの漫画は別に台湾独立を訴えるためのものでもないだろうに」「私も昔は台湾独立に敏感だったけど、台湾独立派の企業を中央テレビが起用しているのを見て、お上が気にしないのに自分が気にする必要ないと思うようになった」「この問題でいろんな企業のボイコットが叫ばれてきたけど、今までやり通したことあった?」「どうでもいい。私は(ちいかわが)好き」などのコメントも少なくない。(翻訳・編集/北田)
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