2割近くの中国住民、平日に朝食とれず
中国で平日に毎日朝食をとることができない国民は18.4%で、週末は29.7%にも達したということです。
中国では、5月12~18日は2024年全国国民栄養週間です。中国栄養学会の調査によりますと、平日に毎日朝食をとることができない国民は18.4%で、週末は29.7%にも達したということです。また、朝食に穀物やイモ類をとる割合は89.4%であるのに対して、乳製品、マメ類、野菜、果物類をとる割合は50%未満で、栄養面のアンバランスが垣間見られます。
中国疾病予防管理センター栄養健康所の劉愛玲研究員によりますと、多くの科学的な証拠から証明されたように、朝食をとらない、もしくは栄養的にとり方が悪いと、肥満リスクが増します。なぜならば、人間の血糖値は、朝は比較的低いレベルにあり、適時に朝食をとらなければ、体はいくつかのホルモンに刺激され、脂肪の生成が促進されます。長期的に朝食をとらなければ、2型糖尿病のリスクが21%増加し、心血管系や消化器系などの疾患リスクが高まり、子どもや青少年の脳の発育や成人の記憶力や情緒にもマイナス影響を与えると懸念されています。
「中国住民の食事ガイドライン(2022)」によりますと、朝食は食事の多様性を保つ必要があり、少なくとも4種類以上を確保するよう推奨しています。すなわち、主食が1、乳製品や卵類が1、野菜と果物類がそれぞれ1で、得られる栄養素が総合的かつ十分になることを保証します。朝食の摂取量は一日の食事総量の25~30%であるべきで、できる限り午前9時前に済ませた方が良いと勧められています。(提供/CRI)
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