「敵の核挑発には躊躇なく核攻撃」金正恩氏、ICBM発射部隊を激励
北朝鮮の金正恩総書記(国務委員長)20日、大陸間弾道ミサイル(ICBM)「火星砲ー18」(火星18)の発射訓練に参加した軍人らを朝鮮労働党中央委員会の本部庁舎に招いて激励した。朝鮮中央通信が伝えた。
ミサイル総局第2赤旗中隊の軍人たちが招かれた。朝鮮労働党中央委員会の金正植(キム・ジョンシク)副部長、ミサイル総局の張昌河(チャン・チャンハ)総局長が参加した。「ジュエ」とされる実娘も参加したことが記念写真から確認できる。
金正恩氏は、「今回、中隊が党の戦闘命令に従って果敢に実行した軍事活動は、朝鮮民主主義人民共和国の主権死守に臨むわが武力の忠実性と強硬な立場に対する誇示であり、敵が核を持ってわれわれに挑発する時には、躊躇することなく核攻撃も辞さないわが国家の攻撃的な対応方式と、われわれの核戦略と核教理の進化に対する明白な説明であった」と評価した。
「国の尊厳と国権守護、国益死守はもっぱら強力な力によってのみ確実に保証される」と述べ、「いかなる敵も恐れざるを得ず、どこにいる敵でも先制的に攻撃できる実際の能力と臨戦態勢を整えるのが他ならぬ真の防衛力であり、強固な平和守護である」と語った。
また、「中隊が受け持っている任務がきわめて重要である、中隊はわが国家の主権守護、体制死守の最後のとりでを守っている並々ならぬ重い責任感をいつも肝に銘じて、戦略武力の一翼を担当した力量として自己の戦闘性を引き続き向上させるために奮闘しなければならない」としながら、「第2赤旗中隊がいつでも核戦争抑止の使命を遂行できるように徹底的に準備することで、戦争の防止と平和守護の聖なる特命を頼もしく貫徹していく」との期待を表明した。
その後、金正恩氏は軍人らと記念写真を撮った。
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