【ミニレビュー】待望の75%モデル、エレコムが新ゲーミングキーボード「VK720A」に込めた工夫
マイナビニュース2024年5月24日(金)12時0分
どちらかといえばゲーミングキーボードのイメージが薄いエレコムですが、最新の磁気式アナログスイッチをいち早く採用した独自開発のラピッドトリガーモデル「VK600A」を2023年10月に投入し、しばらく在庫切れになるほどの人気を集めるなど、実力派キーボードメーカーとして存在感がじわり高まっています。ただ、VK600Aはキー数を抑えた60%レイアウトだったため、万人向けとはいえませんでした。
そのようななか、ファンクションキーを搭載した75%レイアウトの新製品「VK720A」が5月24日に追加されました。一般的なフルサイズキーボードにより近い配列となり、ゲーム以外のふだん使いの用途での使い勝手も重視する人には待望のモデルといえます。
意外だったのが、60%モデルのVK600Aから単純にレイアウトを変えただけではなかったこと。VK600Aユーザーからの意見をもとに、「これはイイ」と体感できる独自の改良や工夫がいろいろ施されていました。
75%レイアウトにしつつ、フレームレスデザインに一新
2023年10月に登場したVK600Aは、高性能ゲーミングキーボードでトレンドとなっている応答性の高い「ラピッドトリガー」モデル。一般的なメカニカルスイッチではなく、磁気式アナログ検知スイッチを採用し、最小0.1mmの押し込みや押し下げを認識できるのが特徴です。
VK720Aは、それらのVK600Aの特徴を継承しつつ、キーボードのレイアウトを75%に変更したバリエーションモデル。F1~F12のファンクションキーが備わったほか、Escキーがファンクションキーの左隣に移動。あわせて、VK600AでEscキーがあった場所には半角全角キーが備わり、一般的なフルサイズキーボードに近い配列になりました。右上には、音量調整などに利用できるプログラマブルダイヤルもアクセント的に追加しています。
さらにVK720Aは、一枚板の上にキースイッチが並ぶ「フレームレス」の構造になったのもポイント。質感も向上しています。細かいところでは、底面のスタンドが2段構造になり、より使いやすい角度に調整できるようになりました。
レイアウトは、日本語配列と英語配列の2種類を用意。VK600Aは日本語配列のみだったので、英語配列ファンにはうれしい変更といえます。
静音化やスペースバー長さ調整など、VK600Aにはなかった要素も
このような改良が施されたVK720Aですが、レイアウトを75%化しただけではありませんでした。VK600Aにはなかったいくつかの新しい要素を盛り込んで、完成度や満足度を高めています。
その1つが、静音化と打鍵感の向上。すべての磁気式アナログ検知スイッチのステム(軸部分)に衝撃吸収用のシリコンパーツを装着したうえで、キーボードの内部に挟み込むシリコンラバーをVK600Aの1枚から2枚に増強。打鍵時の静音性を高めたうえで、キーボード自体の振動も少なくしています。
実際にタイプしたところ、確かに不快なノイズのない静かなタイピングができました。評価したいのが、スイッチを静音化しながら、打鍵感が損なわれていなかったこと。「静音スイッチは打鍵感が悪くなるから…」と敬遠していた人も満足できる仕上がりだと感じます。
もう1つが、スペースバーの長さの調整機構です。スペースバー周辺のユニットが取り外せる異色の構造になっていて、付属のユニットと交換すればスペースバーの長さを「ロング」と「ショート」の2段階で調整できます。
日本語配列では「ロングスペースバー」か「無変換キー+ショートスペースバー」、英語配列では「ロングスペースバー」か「カスタマイズキー+ショートスペースバー」に変更できます(カスタマイズキーは好きな機能が割り当てられるキー)。「日本語配列でもスペースバーは長い方がいい」「英語配列はキー数が少ないので、スペースバーの長さを削ってでも別のキーを追加したい」といった要望に応えられる機構として注目できます。
このようなユニークな改良が施されたVK720Aの予想実売価格は32,980円で、発売は6月下旬の予定。5月25日12時~6月25日11時59分までの先行予約期間中に予約すると、29,980円の特別価格で購入できます。
そのようななか、ファンクションキーを搭載した75%レイアウトの新製品「VK720A」が5月24日に追加されました。一般的なフルサイズキーボードにより近い配列となり、ゲーム以外のふだん使いの用途での使い勝手も重視する人には待望のモデルといえます。
意外だったのが、60%モデルのVK600Aから単純にレイアウトを変えただけではなかったこと。VK600Aユーザーからの意見をもとに、「これはイイ」と体感できる独自の改良や工夫がいろいろ施されていました。
75%レイアウトにしつつ、フレームレスデザインに一新
2023年10月に登場したVK600Aは、高性能ゲーミングキーボードでトレンドとなっている応答性の高い「ラピッドトリガー」モデル。一般的なメカニカルスイッチではなく、磁気式アナログ検知スイッチを採用し、最小0.1mmの押し込みや押し下げを認識できるのが特徴です。
VK720Aは、それらのVK600Aの特徴を継承しつつ、キーボードのレイアウトを75%に変更したバリエーションモデル。F1~F12のファンクションキーが備わったほか、Escキーがファンクションキーの左隣に移動。あわせて、VK600AでEscキーがあった場所には半角全角キーが備わり、一般的なフルサイズキーボードに近い配列になりました。右上には、音量調整などに利用できるプログラマブルダイヤルもアクセント的に追加しています。
さらにVK720Aは、一枚板の上にキースイッチが並ぶ「フレームレス」の構造になったのもポイント。質感も向上しています。細かいところでは、底面のスタンドが2段構造になり、より使いやすい角度に調整できるようになりました。
レイアウトは、日本語配列と英語配列の2種類を用意。VK600Aは日本語配列のみだったので、英語配列ファンにはうれしい変更といえます。
静音化やスペースバー長さ調整など、VK600Aにはなかった要素も
このような改良が施されたVK720Aですが、レイアウトを75%化しただけではありませんでした。VK600Aにはなかったいくつかの新しい要素を盛り込んで、完成度や満足度を高めています。
その1つが、静音化と打鍵感の向上。すべての磁気式アナログ検知スイッチのステム(軸部分)に衝撃吸収用のシリコンパーツを装着したうえで、キーボードの内部に挟み込むシリコンラバーをVK600Aの1枚から2枚に増強。打鍵時の静音性を高めたうえで、キーボード自体の振動も少なくしています。
実際にタイプしたところ、確かに不快なノイズのない静かなタイピングができました。評価したいのが、スイッチを静音化しながら、打鍵感が損なわれていなかったこと。「静音スイッチは打鍵感が悪くなるから…」と敬遠していた人も満足できる仕上がりだと感じます。
もう1つが、スペースバーの長さの調整機構です。スペースバー周辺のユニットが取り外せる異色の構造になっていて、付属のユニットと交換すればスペースバーの長さを「ロング」と「ショート」の2段階で調整できます。
日本語配列では「ロングスペースバー」か「無変換キー+ショートスペースバー」、英語配列では「ロングスペースバー」か「カスタマイズキー+ショートスペースバー」に変更できます(カスタマイズキーは好きな機能が割り当てられるキー)。「日本語配列でもスペースバーは長い方がいい」「英語配列はキー数が少ないので、スペースバーの長さを削ってでも別のキーを追加したい」といった要望に応えられる機構として注目できます。
このようなユニークな改良が施されたVK720Aの予想実売価格は32,980円で、発売は6月下旬の予定。5月25日12時~6月25日11時59分までの先行予約期間中に予約すると、29,980円の特別価格で購入できます。
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