【インタビュー】藤田譲瑠チマ 成長の1年を経て、さらなる進化へ
サッカーキング2023年1月14日(土)17時0分
[写真]=アディダス フットボール
2022年、横浜F・マリノスへ移籍し、初年度からリーグ優勝やAFCチャンピオンズリーグ出場を経験。EAFF E-1選手権では日本代表に初選出され、成長の年となった藤田譲瑠チマ。
2024年に控えるパリ・オリンピックでも中心選手の一人として活躍が期待される藤田に22年を振り返ってもらうとともに、自身の成長過程のイメージについて聞いた。
インタビュー=小松春生
取材協力=アディダス
―――改めて2022年はどんな1年でしたか?
藤田 個人は海外遠征やA代表といった活動も増え、いろいろな経験をさせてもらえました。マリノスでは優勝できたり、ACLを経験したり、すごく濃い1年でした。
―――横浜FMではポジション争いが激しい中、どのように取り組み、どんな手応えを得ましたか?
藤田 簡単ではなかったし、最後はポジションを取れずに終わってしまったので、すごく悔しかったです。それでも日々の練習などから、他の選手たちのプレーを真似ながら過ごすことができたので、自分の成長には繋がったと思います。
―――改めて横浜FMというチームの良さを教えてください。
藤田 チーム全員、本当に仲が良いですし、日常的にもふざけあってワイワイしているような集団です。過密日程の中でメンバーを変え、ターンオーバーをしながら、誰が出てても同じようなサッカー、いいプレーを継続できたのは、そういったところに要因があるのかなと思います。
―――その中で自分の色を出していくことに対しては、どう向き合っていましたか?
藤田 加入初年度でしたし、自分の良さを出すことが最初は難しかったですけど、時間が経つにつれて少しずつチームに慣れてきて。まだ自分の良さを100%出せているかと言われたらそんなことはないですけど、試合を重ねていくうちに自分の良さをチームに加えながら、アクセントにはなれたと思います。
―――EAFF E-1選手権でA代表初出場となりました。
藤田 意識の高い選手、レベルの高い選手が多く集まっていたので、短い期間でしたけど自分にとってすごく大きい経験と思いますし、いろいろな選手たちといろいろな話ができたので、楽しかったし、相手のレベルもありましたが、自分も納得いくプレーは多く出せたので自信につながりました。
―――A代表に入ったことで、より選手として視界が広がりましたか?
藤田 E-1での経験も大きかったですし、先日のFIFAワールドカップカタール2022も自分としてはプロになってから初めてのW杯だったので、プロ目線で見ることができたのは、すごくよかったです。
―――E-1で日本代表に入り、候補ではあった中でしたが、本大会に行けなかった悔しさはありましたか?
藤田 「W杯は狙っていますか?」と何回も聞かれましたし、期待されていた部分もあったかもしれませんが、自分としては「まだそのレベルではない」と、諦めていたわけではないですけど、今はしっかりとやるべきことをやろうと決めていました。だから、悔しさとなく、自分のレベルアップに専念するべきだと集中していました。
―――A代表に入ったことで、選手としての目標設定がさらにクリアになった経験だったということですか?
藤田 そうですね。やるべきことっていうのはハッキリしたかなというのはあります。特にフィジカル面の強化が必要かなと思いました。
―――ボランチの強度はW杯でも顕著でした。必ず一人は自分で剥がして前を向こうとするようなプレーが多くみられました。そういった選手が求められていると感じます。
藤田 自分もそうだと思います。フランスのオーレリアン・チュアメニ選手は守備ができて、さらに自分からドリブルで運べる選手なので、そういった選手はすごく目立っていました。日本では(遠藤)航くんもそうですが、守備で取り切れるし、攻撃になったら運んでパスを出せる。自分もそういった力が必要だと思っています。できることが多い方がいいポジションなので、できることを増やしていきたいですね。
―――最後に2023年の目標を教えてください。
藤田 まず自分のレベルを全体的に上げることは絶対必要だと思っています。そこと向き合いつつ、代表活動などでもしっかりと存在感や数字といった結果を残せたらいいなと思います。
2024年に控えるパリ・オリンピックでも中心選手の一人として活躍が期待される藤田に22年を振り返ってもらうとともに、自身の成長過程のイメージについて聞いた。
インタビュー=小松春生
取材協力=アディダス
―――改めて2022年はどんな1年でしたか?
藤田 個人は海外遠征やA代表といった活動も増え、いろいろな経験をさせてもらえました。マリノスでは優勝できたり、ACLを経験したり、すごく濃い1年でした。
―――横浜FMではポジション争いが激しい中、どのように取り組み、どんな手応えを得ましたか?
藤田 簡単ではなかったし、最後はポジションを取れずに終わってしまったので、すごく悔しかったです。それでも日々の練習などから、他の選手たちのプレーを真似ながら過ごすことができたので、自分の成長には繋がったと思います。
―――改めて横浜FMというチームの良さを教えてください。
藤田 チーム全員、本当に仲が良いですし、日常的にもふざけあってワイワイしているような集団です。過密日程の中でメンバーを変え、ターンオーバーをしながら、誰が出てても同じようなサッカー、いいプレーを継続できたのは、そういったところに要因があるのかなと思います。
―――その中で自分の色を出していくことに対しては、どう向き合っていましたか?
藤田 加入初年度でしたし、自分の良さを出すことが最初は難しかったですけど、時間が経つにつれて少しずつチームに慣れてきて。まだ自分の良さを100%出せているかと言われたらそんなことはないですけど、試合を重ねていくうちに自分の良さをチームに加えながら、アクセントにはなれたと思います。
―――EAFF E-1選手権でA代表初出場となりました。
藤田 意識の高い選手、レベルの高い選手が多く集まっていたので、短い期間でしたけど自分にとってすごく大きい経験と思いますし、いろいろな選手たちといろいろな話ができたので、楽しかったし、相手のレベルもありましたが、自分も納得いくプレーは多く出せたので自信につながりました。
―――A代表に入ったことで、より選手として視界が広がりましたか?
藤田 E-1での経験も大きかったですし、先日のFIFAワールドカップカタール2022も自分としてはプロになってから初めてのW杯だったので、プロ目線で見ることができたのは、すごくよかったです。
―――E-1で日本代表に入り、候補ではあった中でしたが、本大会に行けなかった悔しさはありましたか?
藤田 「W杯は狙っていますか?」と何回も聞かれましたし、期待されていた部分もあったかもしれませんが、自分としては「まだそのレベルではない」と、諦めていたわけではないですけど、今はしっかりとやるべきことをやろうと決めていました。だから、悔しさとなく、自分のレベルアップに専念するべきだと集中していました。
―――A代表に入ったことで、選手としての目標設定がさらにクリアになった経験だったということですか?
藤田 そうですね。やるべきことっていうのはハッキリしたかなというのはあります。特にフィジカル面の強化が必要かなと思いました。
―――ボランチの強度はW杯でも顕著でした。必ず一人は自分で剥がして前を向こうとするようなプレーが多くみられました。そういった選手が求められていると感じます。
藤田 自分もそうだと思います。フランスのオーレリアン・チュアメニ選手は守備ができて、さらに自分からドリブルで運べる選手なので、そういった選手はすごく目立っていました。日本では(遠藤)航くんもそうですが、守備で取り切れるし、攻撃になったら運んでパスを出せる。自分もそういった力が必要だと思っています。できることが多い方がいいポジションなので、できることを増やしていきたいですね。
―――最後に2023年の目標を教えてください。
藤田 まず自分のレベルを全体的に上げることは絶対必要だと思っています。そこと向き合いつつ、代表活動などでもしっかりと存在感や数字といった結果を残せたらいいなと思います。
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