ウイリアムズF1、シロトキン選択について説明。「詳細な分析の結果」最年少ペアで決着
ウイリアムズF1は2018年のレースドライバーとしてセルゲイ・シロトキンと契約、ランス・ストロールとのペアで来るシーズンを戦うことを明らかにした。シロトキンと最後までレースシートを争ったロバート・クビカはリザーブおよび開発ドライバーに起用された。このドライバー選択について、チーム首脳が説明した。
2018年に向けてウイリアムズはF1で2年目の19歳のストロールと22歳のルーキー、シロトキンを選び、非常に年齢が若く経験の浅いドライバーラインアップで戦うことになった。
シトロキンは、2014年にザウバーのテストドライバーを務め、ロシアGPではFP1で走行。2016年と2017年にはルノーの開発ドライバーとなり、数戦にわたりFP1に参加した。2015年と2016年にはGP2でランキング3位を獲得している。
「ウイリアムズのような有名チームに加入することが決まり、うれしいし誇りに思う。本当はそういう言葉では表現しきれないほどの気持ちなんだ」と念願のF1デビューが決まったシロトキン。
「努力してたくさんの問題を片づけて、ここにたどり着いた。すごくうれしいし、関係者全員に感謝している。皆の努力で達成した結果によって、僕は夢をかなえることができた。これからベストを尽くしていくと、チームに保証する」
シロトキンは母国ロシアのSMP銀行からのスポンサーシップとして約20億円の資金を持ち込むと報じられており、ドライバー選択で決め手となったのは金銭的な要素であるとの見方もなされている。
しかしチーム首脳陣は、テストでシロトキンが高い能力を持つことを確認し、詳細な分析を経て彼を選んだと説明した。
チーム副代表クレア・ウイリアムズは「大がかりなドライバー選考プロセスの後、2018年のラインアップが決定したことを喜んでいます。来るシーズンが非常に楽しみです」と語った。
「可能性のある選択肢すべてを評価しました。ランスとセルゲイはチームにとって最善の結果をもたらしてくれると確信しています」
「ウイリアムズは昔から才能ある若手を育てるというポリシーを持っており、セルゲイはその信念にフィットしています」
「ランスはデビューシーズンの2017年にさまざまな記録を打ち立てました。1年の経験を得て、2018年の挑戦に向けて準備が整っているはずです」
「私たちは2018年、才能あるドライバーたちのラインアップで戦います。彼らはチームのためにエキサイティングな結果をもたらしてくれるでしょう」
チーフテクニカルオフィサーのパディ・ロウも、シロトキンのポテンシャルに大きな期待を寄せている。
「我々は詳細にわたり徹底的にドライバーの評価プロセスを進めてきた。最終的に、アブダビとファクトリーにおいてセルゲイが見せた速さと才能、技術的なフィードバック、高い勤労意欲に、チームは強い印象を持った」
「彼がランスのパートナーとしてチームに加わることになりうれしい。ランスはルーキーイヤーに素晴らしい結果を残した後、我々の元でF1での2年目のシーズンを迎える。このエキサイティングな2018年ラインアップが、チームのためにFW41のポテンシャルを最大限に引き出してくれるものと確信している」
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