「まあ手強かったね」落合博満氏が語る岡田阪神 大山と佐藤輝の守備位置固定には「いいことだと思うよ」
(C)Getty Images
昨季まで指揮した矢野燿大元監督に代わり、2008年以来の復帰となる岡田新監督が就任し、悲願の優勝を目指す阪神。今シーズンは一体どんな戦いを見せてくるのだろうか。
現役時代に3冠王を3度獲得し、監督としては2004年〜11年まで中日を率いて4度のリーグ優勝に導いた落合博満氏が自身のYouTubeチャンネル「落合博満のオレ流チャンネル」を20日までに更新し、阪神の岡田彰布新監督について語った。
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落合氏と岡田監督は2004年から08年まで同じセ・リーグ球団の監督として何度も対戦した。落合氏は「走ったり、送ったり、仕掛けてきたりで手堅かったね。阪神とは6回までで決着ついていたようなもんだからね。だからそういう試合運びを岡田監督はしていたと思う」と、当時の岡田監督の印象を語った。
当時の阪神については、「あのJFKというのは強烈だった。年度によって入れ替わったりはしていたけれども、最初は久保田が抑えで、それも9回だけじゃなくて8回くらいから出てくるというような使い方をしていたから、まあ手強かったね」と話した。ジェフ・ウィリアムス、藤川球児、久保田智之で構成された「JFK」から点を取るのは簡単ではなかったようだ。
岡田監督は守備重視の野球を目指しているが、「ピッチャーを中心とした守りの野球をやるというのは、阪神にとっては最善の策なんだろうと思う。点数を取れないとよく言うけど、バッティングはあくまでも水物だからね。でも守りの不調っていうのはそんなにあるわけではない」と落合氏は語り、岡田監督の考えに理解を示した。
昨年の監督就任会見で岡田監督は、優勝へのカギとして佐藤輝明と大山悠輔の2選手を挙げた。矢野政権では、佐藤がライトとサード、大山がサード、ファースト、レフトなど、複数のポジションを経験した。岡田監督が2人のポジション固定を明言していることについては、「主力の守備を固定するっていうのはいいことだよ。あっち行ったり、こっち行ったりという余分な神経を使うことを考えると、固定するっていうのはいいことだろうと思う」と話した。
悲願達成に向けて、岡田阪神はどのような戦いを見せてくれるのか。
[文/構成:ココカラネクスト編集部]
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