エクストリームE:EVで復活した“ハマー”の名が新選手権参戦。GMCがチップ・ガナッシと契約
地球環境保全活動とその啓蒙、さらに男女平等と独創的な放映形態を採用する計画の新たな電動オフロード選手権『Extreme E(エクストリームE)』の初年度シーズンに向け、GM(ゼネラルモーターズ)の商用車、ピックアップトラック、SUV部門であるGMCが、1月26日付でChip Ganassi Racing(チップ・ガナッシ・レーシング/CGR)との複数年契約を発表した。
2020年に世界初のフル電動“スーパートラック”として往年の名称を復活させた『GMC HUMMER EV(GMCハマーEV)』のイメージを活用し、独自のグリルやグラフィックス、ボディワークを備えた約550PSの電動マシンで2021年シーズンを戦うとアナウンスした。
これまで紹介されてきたとおり、同シリーズ初年度に採用されるワンメイク電動SUV『ODYSSEY 21(オデッセイ21)』プロトタイプは、ABBフォーミュラE選手権でもシリーズ創生期に技術開発を担当したスパーク・レーシング・テクノロジーズ(SRT)と、ウイリアムズ・アドバンスド・エンジアリング(WAE)が設計・製造を担うが、ボディワークに関してはフロントマスクなどある程度の領域でデザインの自由度が残されている。
そのオデッセイ21はふたつのモーターがリヤに搭載され、最大出力は400kW(約544PS)を発生。最大勾配130%の路面においても1650kgの車体を約4.5秒で62mph(約100km/h)まで加速させることが可能な性能を有する。
GMの北米パフォーマンス部門とモータースポーツ担当副社長であるジム・キャンベルは、このパートナーシップ契約締結に際し「チップ・ガナッシ・レーシングとともに、このエクストリームEでGMCハマーEVを走らせることほど、ショーケースとして相応しい例は他にないだろう」と喜びを語った。
「GMCハマーEVとエクストリームEシリーズは、どちらも従来の電気自動車の認識に挑戦し、その真の能力を発揮するために革新的な設計を採用している。その目指すべき方向性が完全に合致しているんだ」
すでにドライバーラインアップを確定させているCGRだが、初年度に向け選手権初のドライバー発表となった女性X Gamesメダリストのサラ・プライスに加え、オフロード・レーシング・シリーズで通算101勝を誇る“帝王”カイル・ルデュックの起用をアナウンスしている。
■ハマー発、次世代EVトラックは約1000PS/11500Nmというクラス最高の出力を備える
「とくにモータースポーツのこのようなエキサイティングな変革期に、ふたりのドライバーとともにGMCのブランドを代表することは本当に名誉なことだ」と語るのは、CGRチームオーナーのチップ・ガナッシ。
「新しいGMCハマーEVは、世界がオフロードEVの性能をどのように捉えているかという点で、ゲームチェンジャーになりうるだろう。このような革新的な新シリーズでGMCを代表することを、我々としても心から誇りに思う」
GMCが世に送り出す新たな“スーパートラック”こと『GMCハマーEV』の2022年モデルは、すでに一部のトリムが予約受付を開始しており、2021年秋から本格的な生産が開始される。
この次世代EVトラックには、GMが開発したモジュラー駆動システムと独自開発バッテリーである“Ultium”が搭載され、その第1弾である“エディション・ワン”は3モーターのe4WDにより、約1000PS/11500Nmというクラス最高の出力を備える。
また、現在の充電規格でサポートされている最速の方法となる800VのDC急速充電機能に対応し、欧米で整備が進められている350kWの超急速充電の拠点を活用することが可能となっている。
現在、エクストリームEへの参戦を表明した各チームは、システムチェックや最終調整のためワークショップに戻り、2月初旬にもシリーズの“フローティング・パドック”となる元貨客船、RMS St.Helena(セントヘレナ号)に集結。
2月中旬には世界中を航海するために出航し、4月3〜4日の“Desert X Prix”ことサウジアラビア・アル-ウラーでいよいよ開幕戦を迎える。その後、5月にセネガルで“Ocean X Prix”を、8月にグリーンランドで“Arctic X Prix”を開催。10月にはブラジルの“Amazon X Prix”、そして12月にパタゴニアで“Glacier X Prix”が開催される全5戦のスケジュールになっている。
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