トロロッソF1、ホンダとの初シーズンに向け「ランキング4位も可能」と自信
トロロッソF1チーム代表のフランツ・トストは、2018年、チームが中位グループのトップの位置をライバルたちと競えない理由はないと述べている。
今季、トロロッソは、マクラーレンとパワーユニットパートナーを交換する形で、ルノーからホンダへの切り替えを行った。
ホンダはマクラーレンと過ごした3年間にはパフォーマンスを大きく向上させることができなかったが、今シーズン、新パートナーとともに前進を果たすことを目指していく。
トロロッソとホンダの組み合わせには現時点では不確定な要素があり、ピエール・ガスリーとブレンドン・ハートレーという経験の浅いドライバーラインアップではあるものの、トストは2018年にトロロッソはコンストラクターズ選手権においてトップ5入りを目指すと述べ、4位の座も不可能ではないと示唆した。
「2017年同様に、トップ5を目指さなければならない」とトストはRacer誌のクリス・メドランドに対して語った。
「まず、トップ3の座は決まっている。それについては忘れよう。トップ3は違うグループで別世界の話だ。彼らは比べ物にならないほどの財源を持っているし、チーム規模もはるかに大きい」
「しかし4位以下であれば、不可能なことは何もない。なぜならフォース・インディアは我々と同程度の予算で運営しているし、ウイリアムズもまた然りだ」
「マクラーレンも今年は競争力を大幅に高めてくるだろうし、ルノーも一歩前進するだろう。だが、4位以下においては不可能なことは何ひとつない」
「我々は再び競争力のある優れたマシンを作り上げなければならない。良いポジションを目指して戦うための要素が揃っている」
トストは、トロロッソの予算は、マクラーレンやルノーにはおよばないにしても、フォース・インディアやウイリアムズとは同レベルにあるとして、少なくともこの2チームに勝てない理由はないと考えている。
「ウイリアムズとフォース・インディアが冬の間に何を達成するのか、また、突然1億ポンド(約156億円)のスポンサーシップを得るようなことがあるのかといったことは私には分からない。だが現段階では、我々は彼らと同レベル(の予算)で作業をしているし、我々の方には彼らに近づけないと考える理由はない」
「実際に彼らを打ち負かせるかどうかはまた別の話ではあるが、そのレベルにはある」
2006年からF1で活動しているトロロッソは、コンストラクターズ選手権での最高位は6位であり、過去4年は7位に位置している。
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