山田暢久と永井雄一郎が再会…神奈川県社会人選手権で対戦
サッカーキング2019年2月5日(火)15時0分
元浦和レッズの2人が神奈川県平塚市で再会を果たした
神奈川県社会人サッカー選手権大会2回戦が3日に行われ、FIFTY CLUBがイトゥアーノFC横浜を3-1で下し、3回戦に駒を進めた。この試合で注目を集めたのが、かつて浦和レッズで活躍した二人だ。
1997年から2008年まで浦和に在籍した永井雄一郎は、昨季からFIFTY CLUBに所属している。背番号11のユニフォームを着て先発出場を果たし、「今季初の公式戦で、練習試合も2試合やった中で、感覚的なものはまだまだです」と現在のコンディションを明かした。
永井は2トップの一角に入ると、攻撃時には丁寧にボールをさばきながら、機を見てドリブルも仕掛け、相手DFに対しては積極的にプレスをかけた。後半、FKから豪快なヘディングでゴールを決めると、神奈川県平塚市の馬入サッカー場に詰め掛けたファンから歓声が上がった。
「今日はすごい人が来て、ヤマさんが監督で、そのチームとの試合は楽しみにしていたので、勝てて良かったです。僕は現役を長く続けているので、どこかで会えるのはうれしいことです。(ヤマさんは)リーグ戦までに現役復帰するんじゃないですか? ちょっとやりたそうな顔をしていたので」と元同僚との再会を喜んだ。
対するイトゥアーノの指揮を執るのは、1994年から2013年まで浦和に在籍した山田暢久新監督だ。
1月12日に発表された山田氏の監督就任は、サッカーファンを驚かせた。「指導者の第一歩として、このチームに関わることができて光栄です。私がプロで培ってきた経験を社会人サッカーに還元して参ります。チーム一丸となって関東リーグ昇格を目指します」と新監督は決意を表明した。
一週間のうち水・土・日は神奈川県でイトゥアーノの監督として活動する。月・火・木は埼玉県川越市で自らが代表を務めるサッカースクールで子供たちを指導する日々を送っている。
就任発表からわずか22日。山田新監督に公式戦初采配の機会が訪れた。くしくも対戦相手のFIFTY CLUBには、浦和で共に戦った永井がいる。「見てるとやりたくなる。永井もやっていたし、余計にそう思いました」と本音を漏らした。
序盤は互角に戦った。再三にわたりイトゥアーノが相手陣内に攻め込んだ。指揮官も手応えを感じていたが、28分に失点を許してしまう。
「立ち上がりはいい入りができました。流れが悪くなってきた時に、僕も伝えていましたし、選手たちも感じ取って修正できればいい。それはプロでも難しいところではあるので、そういう意識を伝えていければ」と試合を振り返った。
イトゥアーノは3失点を許した後、終盤に意地の1点を返したが力及ばず、山田新監督の初勝利はお預けとなった。神奈川県社会人リーグは4月に開幕する。山田監督と永井の存在が、サッカーファンを楽しませてくれるはずだ。
取材・文=大西徹
1997年から2008年まで浦和に在籍した永井雄一郎は、昨季からFIFTY CLUBに所属している。背番号11のユニフォームを着て先発出場を果たし、「今季初の公式戦で、練習試合も2試合やった中で、感覚的なものはまだまだです」と現在のコンディションを明かした。
永井は2トップの一角に入ると、攻撃時には丁寧にボールをさばきながら、機を見てドリブルも仕掛け、相手DFに対しては積極的にプレスをかけた。後半、FKから豪快なヘディングでゴールを決めると、神奈川県平塚市の馬入サッカー場に詰め掛けたファンから歓声が上がった。
「今日はすごい人が来て、ヤマさんが監督で、そのチームとの試合は楽しみにしていたので、勝てて良かったです。僕は現役を長く続けているので、どこかで会えるのはうれしいことです。(ヤマさんは)リーグ戦までに現役復帰するんじゃないですか? ちょっとやりたそうな顔をしていたので」と元同僚との再会を喜んだ。
対するイトゥアーノの指揮を執るのは、1994年から2013年まで浦和に在籍した山田暢久新監督だ。
1月12日に発表された山田氏の監督就任は、サッカーファンを驚かせた。「指導者の第一歩として、このチームに関わることができて光栄です。私がプロで培ってきた経験を社会人サッカーに還元して参ります。チーム一丸となって関東リーグ昇格を目指します」と新監督は決意を表明した。
一週間のうち水・土・日は神奈川県でイトゥアーノの監督として活動する。月・火・木は埼玉県川越市で自らが代表を務めるサッカースクールで子供たちを指導する日々を送っている。
就任発表からわずか22日。山田新監督に公式戦初采配の機会が訪れた。くしくも対戦相手のFIFTY CLUBには、浦和で共に戦った永井がいる。「見てるとやりたくなる。永井もやっていたし、余計にそう思いました」と本音を漏らした。
序盤は互角に戦った。再三にわたりイトゥアーノが相手陣内に攻め込んだ。指揮官も手応えを感じていたが、28分に失点を許してしまう。
「立ち上がりはいい入りができました。流れが悪くなってきた時に、僕も伝えていましたし、選手たちも感じ取って修正できればいい。それはプロでも難しいところではあるので、そういう意識を伝えていければ」と試合を振り返った。
イトゥアーノは3失点を許した後、終盤に意地の1点を返したが力及ばず、山田新監督の初勝利はお預けとなった。神奈川県社会人リーグは4月に開幕する。山田監督と永井の存在が、サッカーファンを楽しませてくれるはずだ。
取材・文=大西徹
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